このページは、JWNET「再資源化等の情報」シリーズの操作解説です。
報告した内容そのもの(処分方法や処理後物の種類・量)を直したい方は、JWNET再資源化等の情報を修正する方法|取消・再報告と直接修正の違いをご覧ください。
このページでは、処分終了報告の[報告区分](中間・最終)そのものを修正する操作を解説します。
こんにちは、株式会社ケイ・システムの小島です。
JWNETの処分終了報告では、[報告区分]として「中間」または「最終」を選びます。
ところが、処分内容をあらためて確認した結果、次のように判明することがあります。
- 「最終」で報告したけれど、実際には後工程があった
- 「中間」で報告したけれど、処理内容を確認すると「最終」で報告すべきだった
- 区分を変えたあと、再資源化等の情報をどう扱えばよいのか分からない
- 修正の操作はしたのに、報告区分が変わっていない
では、一度報告した「中間」「最終」は修正できるのでしょうか。
結論から申し上げると、報告区分は修正できます。ただし、どちらの方向へ修正するかによって操作と後続の作業が変わり、どちらの方向でも排出事業者の承認が必要です。
この記事では、JWNET公式の「再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】」P.84〜92に沿って、Web方式の操作を整理します。
[報告区分]を修正するときは、最初に「どちらの方向へ変更するのか」を確かめてください。方向によって、やることが変わります。
| 修正の方向 | 画面上の主な操作 | 操作のあとに続くこと |
|---|---|---|
| 中間 → 最終 | [処分終了報告の修正]で「最終」に変更し、「再資源化等の情報追加」から情報を入力する | 排出事業者の承認を確認する |
| 最終 → 中間 | [処分終了報告の修正]で「中間」に変更し、[入力]→[修正]→[OK]で修正操作を完了する | 排出事業者の承認を確認したうえで、後工程の終了後に最終処分終了報告で再資源化等の情報を入力する |
どちらの方向も、排出事業者の承認が必要です(公式マニュアルP.85)。画面に「正常に終了しました」と表示されただけでは、修正が成立したことにはなりません。
図解|修正の方向で、やることが変わります
- 処分終了報告の修正を開く
↓
- [報告区分]を「最終」に変更
↓
- 「再資源化等の情報追加」から入力
↓
- [修正]→[OK]→正常終了
↓
- 排出事業者の承認
↓
- 修正の成立と内容を確認
- 処分終了報告の修正を開く
↓
- [報告区分]を「中間」に変更
↓
- [入力]→[修正]→[OK]→正常終了
↓
- 排出事業者の承認
↓
- 後工程の最終処分の終了を確認
↓
- 最終処分終了報告で再資源化等の情報を入力
この図は、公式マニュアルP.84〜92の操作手順に、同P.85に記載された排出事業者の承認と、同P.92の注記(再資源化等の情報は最終処分終了報告時に入力)を合わせて整理したものです。
目次
1.報告区分の「中間」と「最終」は何が違うのか
JWNETの処分終了報告では、処分の状況に応じて「中間」または「最終」を選びます。JWNET公式FAQでは、次のように案内されています。
中間:受託した廃棄物の中間処理について終了報告を行う場合は、「報告区分:中間」を選択します。
最終:受託した廃棄物の最終処分について終了報告を行う場合は、「報告区分:最終」を選択します。
中間処理後の廃棄物を有価物として売却する場合は、最終処分ではありませんが、「最終」を選択します。
出典:JWNET公式FAQ Q02-024(2026年10月確認)
ここで大切なのは、会社の業態や社内の呼び方ではなく、受託したその廃棄物が、どのような処理を経て、どこで処分が終わるのかを確認することです。有価物として売却する場合のように、言葉の印象と選ぶ区分が一致しない場合もあります。
報告区分が変わると、再資源化等の情報を入力する場面も変わります
2027年4月1日から必須となる「再資源化等の情報」は、処分業者が処分終了報告(報告区分:最終)または最終処分終了報告を行うときに報告する情報です。
そのため、報告区分が「中間」のままでは、処分終了報告の画面で「再資源化等の情報追加」を押すことができません。JWNET公式FAQでも、報告区分が中間の場合は最終処分終了報告の際に入力するよう案内されています。
報告区分を変更する前に、次の3点を整理してください。
処理の経路があいまいなまま報告区分だけを変更すると、そのあとの最終処分終了報告にも影響します。
2.「再資源化等の情報の修正」とは別の操作です
ここは混同しやすいところです。10月22日の記事で解説した「再資源化等の情報の修正」と、今回の「報告区分の修正」は、入口も承認の要否も異なります。
| 比較項目 | 再資源化等の情報の修正(10/22の記事) | 報告区分の修正(この記事) |
|---|---|---|
| 直したいもの | 処分方法、処理後物の種類・量などの報告内容 | 「中間」「最終」という報告区分そのもの |
| 主な入口 | 処分終了報告[報告区分:最終]で入力した分は[再資源化等の情報]→[再資源化等の情報の修正]。最終処分終了報告で入力した分は取消・再報告 | [処分終了報告]→[処分終了報告の修正] |
| 排出事業者の承認 | [再資源化等の情報の修正]からの修正では、承認を経ずに修正内容が反映されます(公式FAQ) | 承認が必要です(公式マニュアルP.85) |
| 修正後の対応 | 修正後の内容を照会で確認する | 承認状況の確認と、方向に応じた追加入力・後続報告 |
[再資源化等の情報の修正]を開いても、報告区分そのものを変更する操作にはなりません。区分を直したいときは、[処分終了報告の修正]から操作します。
3.ケースA|「中間」から「最終」に修正する操作
公式マニュアルP.85〜88に基づいて整理します。この方向では、報告区分を変えたうえで、再資源化等の情報を追加で入力する操作が続きます。
STEP1|処分終了報告の修正画面を開き、対象を検索する
メニュー[処分終了報告]から[処分終了報告の修正]をクリックします。続いて検索条件を入力し、「検索」をクリックします。
検索条件には、マニフェスト番号、連絡番号、日付情報(登録日・引渡し日)、加入者番号、排出事業場、廃棄物の種類、処分終了報告情報(処分終了日・処分終了報告日)を指定できます。対象を特定しやすい条件を選んでください。
![JWNET処分終了報告の修正画面。左メニューの「処分終了報告の修正」、検索条件の入力欄、右下の「検索」ボタンと、「[報告区分]の修正は従来どおり排出事業者の承認が必要です」という重要欄が表示されている。](/wp-content/uploads/2026/10/jwnet-manual-shobun-p85-trim.png)
- 入口は[再資源化等の情報]ではなく[処分終了報告]→[処分終了報告の修正]です。
- 画面右下の「重要!」欄に、[報告区分]の修正には排出事業者の承認が必要と明記されています。
- 検索条件を広くしすぎると、修正対象を取り違えるおそれがあります。
STEP2|対象の「編集」アイコンをクリックする
検索結果の「処分終了報告の修正一覧」から、対象マニフェストの「編集」アイコンをクリックします。一覧には、マニフェスト番号、引渡し日、報告区分、最終処分終了日、最終処分事業場などが表示されます。
STEP3|[報告区分]を「最終」に変更し、再資源化等の情報を追加する
処分終了報告入力画面で、[報告区分]を「中間」から「最終」に変更します。続いて「再資源化等の情報追加」をクリックします。
そのあとの入力手順は、公式マニュアル「3-1. 再資源化等の情報の報告(処分終了報告)」の手順7〜11(P.40〜43)と同じです。あらかじめ再資源化等の情報パターンを作成している場合は、対象の処理内容に合うパターンかどうかも確認してください。
![上段は処分終了報告の修正一覧画面で、編集アイコンと「複数一括入力」についての説明欄。下段は処分終了報告入力画面で、[報告区分]を中間から最終へ変更する欄と「再資源化等の情報追加」ボタンが表示されている。](/wp-content/uploads/2026/10/jwnet-manual-shobun-p86-87-trim.png)
- [報告区分]は、処分終了報告入力画面の「報告内容」欄にあります。
- 「再資源化等の情報追加」ボタンは画面右下にあります。報告区分が「中間」のままでは押せません。
- 一覧画面には「複数一括入力」があります。詳しくは第7章で説明します。
STEP4|[修正]→[OK]で修正操作を完了する
再資源化等の情報の入力を終えたら、「修正」をクリックし、確認画面で「OK」をクリックします。正常に終了したことを確認すれば、処分終了報告の修正と再資源化等の情報の追加の操作は完了です。ここから、排出事業者の承認を待つ状態になります。

- 公式マニュアルで「完了」と書かれているのは、画面操作としての完了です。
- 報告区分の修正は、このあと排出事業者の承認を受けてはじめて成立します。
4.ケースB|「最終」から「中間」に修正する操作
公式マニュアルP.89〜92に基づいて整理します。この方向では、その場で再資源化等の情報を追加する操作はありません。
STEP1|処分終了報告の修正画面を開き、対象を検索する
ケースAと同じく、メニュー[処分終了報告]から[処分終了報告の修正]をクリックし、検索条件を入力して「検索」をクリックします。一覧から対象マニフェストの「編集」アイコンをクリックします。

- 入口と検索の操作は、ケースAとまったく同じです。
- 一覧の「報告区分」欄で、対象が現在どの区分になっているかを確認できます。
STEP2|[報告区分]を「中間」に変更し、[入力]をクリックする
処分終了報告入力画面で、[報告区分]を「最終」から「中間」に変更し、「入力」をクリックします。
STEP3|[修正]→[OK]で修正操作を完了する
一覧画面に戻ったら「修正」をクリックし、確認画面で「OK」をクリックします。正常に終了したことを確認すれば、修正操作は完了です。ここから、排出事業者の承認を待つ状態になります。
公式マニュアルP.92には、あわせて次の注記があります。
※再資源化等の情報は最終処分終了報告時に入力します。
![上段は処分終了報告入力画面で[報告区分]を最終から中間へ変更し「入力」をクリックする操作。下段は一覧画面で「修正」「OK」をクリックし、正常終了を確認する操作と、再資源化等の情報は最終処分終了報告時に入力するという注記。](/wp-content/uploads/2026/10/jwnet-manual-shobun-p91-92-trim.png)
- ケースAと違い、「再資源化等の情報追加」ではなく「入力」をクリックします。
- この操作だけでは、再資源化等の情報の報告は終わりません。最終処分終了報告が残ります。
5.排出事業者の承認|操作の正常終了と、修正の成立は別です
今回の記事で、実務上もっとも注意したい点です。
重要! [報告区分]の修正は従来どおり排出事業者の承認が必要です。
また、JWNET公式FAQでは、終了報告の修正・取消について次のように案内されています。
登録の状態が「登録」のマニフェストの運搬終了報告・処分終了報告・最終処分終了報告は修正・取消をすることができます。
収集運搬業者や処分業者が終了報告を修正・取消をした場合は排出事業者から10日以内に承認(否認)をもらう必要があります。
ただし、登録の状態が「確定情報」のマニフェストについては修正・取消ができません。
出典:JWNET公式FAQ Q03-005、同 Q03-007(2026年10月確認)
図解|修正操作と、修正の成立
- [報告区分]を変更
↓
- [修正]→[OK]
↓
- 「正常に終了しました」
↓
- ここまでは操作が終わった状態
- 排出事業者へ通知
↓
- 承認待ち(10日以内に承認・否認)
↓
- 承認 → 修正が成立/否認 → 成立しない
↓
- 成立後の報告区分を照会で確認
つまり、修正操作が終わったことと、報告区分が正式に変わったことは別です。「修正したはずなのに報告区分が変わっていない」というご相談では、承認がまだ済んでいない場合があります。
承認が得られない場合|否認されると修正は無効になります
排出事業者が修正要請を「否認」した場合、その修正要請は無効になります。JWNET公式FAQでは、処分業者が処分終了報告の修正・取消の操作を行うと排出事業者へ要請通知が届き、排出事業者が否認することで、その修正・取消が無効になると案内されています。
処分業者が処分終了報告の修正・取消を操作すると、排出事業者に「処分終了報告修正/取消要請通知」が届きます。排出事業者がこれを「否認」することで、その修正・取消は無効になります。誤って操作した場合は、排出事業者に連絡して否認を依頼するよう案内されています。
詳しくはJWNET公式FAQ Q03-010をご確認ください(2026年10月確認)。
なお、承認も否認もされていない間、マニフェストの登録の状態は「処分終了報告修正/取消承認待ち」になります。承認(否認)されると、登録の状態は「承認待ち」から「登録」に戻ります(公式FAQ Q03-008)。
誤って修正の操作をしてしまった場合は、排出事業者に連絡して否認を依頼する、という対応が公式FAQで案内されています。否認によって修正が無効になったときは、対象の登録状態と修正理由をあらためて確認したうえで、必要な操作を検討してください。
承認されないまま期限を過ぎた場合も、修正は成立しません
見落としやすいのは、否認されなくても、承認されなければ修正は成立しないという点です。
JWNET公式「EDI方式接続仕様書 Ver.2.00」P.2-19の【処分業者(報告機能)】の表には、処分終了報告の修正・取消が成立する条件として、次の内容が示されています。
処分終了報告(中間・最終)の修正・取消は、排出事業者の承認により成立します。
排出事業者が否認した場合、一定期間、承認・否認が行われなかった場合(否認扱いとなります)、および報告が行われた場合(否認扱いとなります)は、修正・取消は成立しません。
出典:公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター「EDI方式接続仕様書 Ver.2.00」P.2-19(2026年10月確認)。これはJWNET側の処理ルールを示した資料で、Web方式の画面操作の手順書ではありません。
この「一定期間」の長さは、同じ接続仕様書のP.2-17「マニフェスト情報に関する期限について」で示されています。
承認待ち有効期限は10日間です。通知日より10日で、修正または取消が無効となります。
報告済みマニフェスト情報の修正・取消について、承認または否認が行われず10日間放置された場合は、修正または取消が無効となり、要請通知も削除されます。
出典:公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター「EDI方式接続仕様書 Ver.2.00」P.2-17(2026年10月確認)。これはJWNET側の処理ルールを示した資料で、Web方式の画面操作の手順書ではありません。
公式FAQでも、排出事業者は10日以内に承認(否認)の操作を行う必要があると案内されています(Q03-005・Q03-007)。
つまり、承認も否認もされないまま置かれた修正要請は、通知日から10日で無効となり、修正は成立しません。要請通知そのものも削除されるため、あとから承認していただくこともできなくなります。
そのため、修正の操作をしたあとは「依頼した」で終わらせず、排出事業者による承認状況を確認し、期限内に対応が完了するよう管理することが重要です。
修正を依頼したあとは、次の項目を一覧で管理することをおすすめします。
| 項目 | 記録・確認すること |
|---|---|
| 修正依頼日 | いつ修正操作を行ったか |
| 対象マニフェスト番号 | どの案件か |
| 排出事業者 | どなたに承認していただくか |
| 修正方向 | 中間→最終/最終→中間 |
| 承認状況 | 未承認・承認・否認のいずれか |
| 承認確認日 | いつ承認を確認したか |
| 未完了事項 | 残っている追加入力・後続報告 |
| 次に確認する担当者 | 最後まで見届ける人 |
この管理表は当社の実務上の提案であり、JWNETが定める必須の台帳ではありません。
6.修正後の再資源化等の情報と、後続の報告
中間 → 最終に修正した場合
報告区分を「最終」に変更したうえで、「再資源化等の情報追加」から情報を入力します。承認後は、[再資源化等の情報の照会]などから、登録された内容を確認してください。
最終 → 中間に修正した場合
公式マニュアルP.92のとおり、再資源化等の情報は最終処分終了報告時に入力する流れになります。報告区分を「中間」に変更しただけでは、その廃棄物についての報告は終わっていません。
ここで注意したいのが、すでに登録されている再資源化等の情報の扱いです。
処分終了報告(最終)から処分終了報告(中間)へ修正を行い、排出事業者の承認によって成立した際、再資源化等情報が登録されている場合は、該当の再資源化等情報は削除されます。
あわせて、処分終了報告(中間)から処分終了報告(最終)へ修正するときは、再資源化等情報の登録が必要とされています。
出典:公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター「EDI方式接続仕様書 Ver.2.00」P.2-19(2026年10月確認)。これはJWNET側の処理ルールを示した資料で、Web方式の画面操作の手順書ではありません。
つまり、処分終了報告の[報告区分]を「最終」から「中間」に修正し、排出事業者の承認によって修正が成立した場合に、すでに再資源化等の情報が登録されていれば、その情報は削除されます。削除されるのは承認によって修正が成立したあとで、修正操作をした時点ではありません。再資源化等の情報は、あらためて最終処分終了報告のときに入力することになります。
修正前の内容を社内で控えておくと、後続の最終処分終了報告で入力する際に確認しやすくなります。承認後は、[再資源化等の情報の照会]で登録状態を確認してください。
EDI方式・外部ASPをご利用の場合は、対応する機能や時期が異なることがあります。ご利用のシステム提供元へご確認ください。
後工程の最終処分が終了したことを確認したうえで、1次マニフェストについて最終処分終了報告を行います。操作手順は、JWNET再資源化等の情報|最終処分終了報告の入力手順【2次処理あり】で解説しています。
修正できない場合もあります
公式FAQのとおり、登録の状態が「確定情報」になっているマニフェストは、修正・取消ができません。操作に入る前に、対象マニフェストの登録状態と報告の進み具合を確認してください。
7.複数一括入力で報告区分を修正する場合
公式マニュアルP.86には、処分終了報告の修正一覧画面の「複数一括入力」について、次の記載があります。
- [処分終了日]および[処分担当者]を一括で入力します。
- [報告区分]を一括で修正することができます。
- [受入量]を連続して修正することができます。
- 再資源化等の情報を一括で入力することができます。(修正後の報告区分が「最終」の場合のみ)
複数件をまとめて変更できますが、まとめられるのは操作であって、区分の判断ではありません。同じ排出事業場・同じ品目であっても、処理の経路が異なれば正しい報告区分は変わります。
一括操作を使う前に、対象の案件が同じ処理経路で、同じ再資源化等の情報を報告してよいかを確認してください。
8.実務で起きやすい4つの行き違い
ケース①|「中間」か「最終」か判断できない
どう困るか 後工程があるかどうかが事務側に伝わっておらず、どちらの区分で報告すべきか決められません。
どう防ぐか 処分内容、処理後に発生したもの、残さの委託先、処理の完了状況を1枚に整理する様式を決めます。
誰が確認するか 事務担当者が資料を整理し、処分場の現場担当者や委託先へ確認します。
ケース②|「中間→最終」にしたいが、情報がそろっていない
どう困るか 報告区分は変更できても、再資源化等の情報の入力に必要な処分方法・処理後物の種類や量がそろわず、作業が途中で止まります。
どう防ぐか 修正操作に入る前に、入力に必要な項目と、使える再資源化等の情報パターンがあるかを確認します。
誰が確認するか 事務担当者と処分担当者が情報を突き合わせ、不足分は関係先へ確認します。
ケース③|修正を依頼したのに、区分が変わっていない
どう困るか 担当者は操作が終わったと考えているのに修正が成立しておらず、次の報告へ進めません。
どう防ぐか 承認待ちの案件を一覧で管理し、承認後に登録内容を照会で確認する手順を決めます。
誰が確認するか 修正操作を行った担当者、または承認確認の担当者が最後まで見届けます。
ケース④|「最終→中間」にした後、最終処分終了報告が抜ける
どう困るか 後工程の処分が終わっていても、1次マニフェストの最終処分終了報告が行われないまま残ります。
どう防ぐか 報告区分を修正した時点で、後続の最終処分終了報告の担当者と確認予定日を記録します。
誰が確認するか 事務担当者が後工程の処理状況を確認し、収集運搬業者・委託先の処分業者と連絡を取ります。
以上は、実務で想定される行き違いを整理した例です。特定のお客様の事例を再現したものではありません。
9.小島の実務メモ|修正ボタンを押す前に確認したいこと
産廃・解体業界の事務を支援していると、システムの操作そのものよりも、その前後の確認に時間がかかる場面があります。
「この処理は中間なのか、最終なのか」「処理後に何が残ったのか」「どこまで処理が終わっているのか」「排出事業者は修正内容を確認できているのか」。
こうした情報がそろっていなければ、JWNETの操作方法を知っていても、正しい報告にはつながりません。
そして、こうした行き違いは、担当者の注意力の問題として片づけられることがあります。しかし実際には、次のような仕組みの問題であることが多いと感じています。
- 判断に必要な情報が、現場から事務側へ届いていない
- 処分内容を誰が確認するかが決まっていない
- 再資源化等の情報が整理されていない
- 排出事業者への承認確認が、担当者任せになっている
- 後続の最終処分終了報告が管理されていない
私が大切だと考えているのは、担当者の注意力に頼り続けるのではなく、判断に必要な情報が事務側へ届く仕組みをつくることです。
たとえば、受渡確認票や計量票をLINEで送っていただき、不足している情報は事務側で確認する。必要に応じて、処分場、収集運搬業者、下請け業者と連絡を取り、情報を整理してから入力・修正する。そうすれば、現場の作業を大きく増やさなくても、正しい報告につなげやすくなります。
今回の報告区分の修正も同じです。操作できる状態をつくる前に、正しく判断できる状態をつくる。そして操作のあとは、排出事業者の承認や後続報告まで確認できる状態を残す。これが、ケイ・システムの考えるバックオフィス支援です。
10.ケイ・システム式|報告区分修正の管理フロー
修正の業務を属人化させないために、次の流れをおすすめします。各工程に、作業する人と確認する人を決めておくと引き継ぎがしやすくなります。
| 工程 | 行うこと | 担当・確認 |
|---|---|---|
| ① 誤りの発見 | マニフェスト番号と現在の報告区分を確認する | 事務担当者 |
| ② 根拠資料の確認 | 処理記録、計量票、受渡確認票、委託先からの確認情報を集める | 事務担当者・処分担当者 |
| ③ 区分の判断 | 実際の処理内容、処理後物、後工程の有無から正しい区分を決める | 処分担当者・責任者 |
| ④ 修正操作 | 中間→最終、または最終→中間の操作を行う | 修正担当者 |
| ⑤ 排出事業者の承認 | 承認依頼の連絡と、承認・否認の確認 | 承認確認担当者 |
| ⑥ 修正後の確認 | 報告区分と再資源化等の情報の登録状態を照会で確認する | 承認確認担当者 |
| ⑦ 後続業務の確認 | 最終処分終了報告の要否、関連する記録の修正要否を確認する | 事務担当者 |
| ⑧ 対応完了 | 確認した人、完了日、根拠資料を残す | 責任者 |
管理表に残しておきたい項目
| 項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| マニフェスト番号 | 対象を特定する |
| 修正前・修正後の区分 | 中間→最終/最終→中間 |
| 修正理由 | なぜ変更が必要になったか |
| 根拠資料 | 処理記録、計量票、委託先からの確認情報など、どの資料を基準に確認したか |
| 修正依頼日 | いつ操作したか |
| 排出事業者の承認 | 承認状況と確認日 |
| 再資源化等の情報 | 追加入力の有無と、承認後の登録状態 |
| 最終処分終了報告 | 必要性と実施状況 |
| 担当者・確認者 | 誰が操作し、誰が確認したか |
| 未完了事項 | 次の対応と確認期限 |
最初からすべてを管理する必要はありません。いまお使いのExcelや台帳に項目を追加し、「誰が何を確認するか」を決めるところから始めていただくとよいと思います。
11.今日のチェックリスト
- 対象マニフェスト番号を確認した
- 現在の報告区分と登録の状態(「登録」か「確定情報」か)を確認した
- 実際の処理内容と後工程の有無を確認した
- 正しい報告区分を判断する根拠資料がそろっている
- 中間→最終か、最終→中間かを確認した
- 中間→最終の場合、追加する再資源化等の情報の内容を確認した
- 最終→中間の場合、承認後の登録状態を照会で確認する手順を決めた
- [処分終了報告]→[処分終了報告の修正]から操作した
- 排出事業者への承認依頼と、承認状況を確認した
- 修正が成立したあとの報告区分を確認した
- 必要な最終処分終了報告の実施状況を確認した
- 社内台帳・Excel・帳簿など、関連する記録に修正が必要か確認した
- 修正理由と確認の履歴を残した
12.よくある質問
Q1.報告区分は、一度報告したら修正できませんか。
登録の状態が「登録」であれば、処分終了報告を修正できます。ただし、登録の状態が「確定情報」のマニフェストは修正・取消ができません(公式FAQ Q03-005)。まず対象の登録状態を確認してください。
Q2.「中間」から「最終」に修正するときは、何が必要ですか。
[処分終了報告]→[処分終了報告の修正]から報告区分を「最終」に変更し、「再資源化等の情報追加」から情報を入力します(公式マニュアルP.86〜88)。あわせて、排出事業者の承認が必要です。
Q3.「最終」から「中間」に修正した場合、登録済みの再資源化等の情報はどうなりますか。
削除されます。JWNET公式「EDI方式接続仕様書 Ver.2.00」P.2-19では、処分終了報告(最終)から処分終了報告(中間)へ修正を行い、排出事業者の承認によって成立した際、再資源化等情報が登録されている場合は、該当の再資源化等情報は削除されると示されています。再資源化等の情報は、あらためて最終処分終了報告のときに入力します(公式マニュアルP.92)。承認後は[再資源化等の情報の照会]で登録状態を確認してください。
Q4.報告区分を修正するとき、排出事業者の承認は必要ですか。
必要です。公式マニュアルP.85に「[報告区分]の修正は従来どおり排出事業者の承認が必要です」と明記されています。
Q5.承認の期限はありますか。
公式FAQでは、収集運搬業者や処分業者が終了報告を修正・取消した場合、排出事業者から10日以内に承認(否認)をもらう必要があると案内されています(Q03-005・Q03-007)。
Q6.排出事業者が承認しなかった場合はどうなりますか。
修正は成立しません。排出事業者が「否認」した場合、その修正要請は無効になります(公式FAQ Q03-010)。また、JWNET公式「EDI方式接続仕様書 Ver.2.00」P.2-17では、承認待ち有効期限は10日間で、通知日より10日で修正または取消が無効となり、要請通知も削除されると示されています(同P.2-19では、一定期間、承認・否認が行われなかった場合は否認扱いとなり成立しないとされています)。公式FAQでも、排出事業者は10日以内に承認(否認)の操作を行う必要があると案内されています。修正操作のあとは承認状況を確認し、期限内に対応が完了するよう管理してください。なお、承認も否認もされていない間は、登録の状態が「処分終了報告修正/取消承認待ち」のままです(公式FAQ Q03-008)。
Q7.報告区分の修正と、再資源化等の情報の修正は同じ操作ですか。
異なります。報告区分の修正は[処分終了報告の修正]から行い、排出事業者の承認が必要です。再資源化等の情報の修正は、どの場面で入力したかで方法が分かれます。処分終了報告[報告区分:最終]で入力した情報は[再資源化等の情報の修正]から直接修正でき、公式FAQでは承認を経ずに修正内容が反映されると案内されています。最終処分終了報告で入力した情報は、最終処分終了報告を取り消して、あらためて報告する必要があります。詳しくは10月22日の記事をご覧ください。
Q8.処分終了報告の画面で「再資源化等の情報追加」が押せません。
公式FAQでは、処分終了報告の際に再資源化等の情報を入力できるのは報告区分が「最終」の場合で、報告区分が「中間」の場合は最終処分終了報告の際に入力するよう案内されています。
Q9.「最終→中間」に修正した後、再資源化等の情報はいつ入力しますか。
公式マニュアルP.92のとおり、最終処分終了報告時に入力します。後工程の最終処分が終了したことを確認してから報告へ進んでください。
Q10.外部ASPやEDI方式でも同じ画面ですか。
この記事はJWNET Web方式の操作マニュアルに基づいています。外部ASPやEDI方式では、画面や処理の方法が異なる場合があります。ご利用のシステム提供元へご確認ください。
13.次回予告
次回10月29日は、「JWNET一覧表示に『再資源化等の情報』を追加する設定方法」を解説する予定です。
報告区分の修正や再資源化等の情報の確認では、必要なマニフェストを探しやすい画面にしておくことも作業時間に影響します。次回は、照会一覧や修正一覧の表示項目を整理する方法を取り上げます。
14.まとめ|報告区分の修正は、承認と後続の確認まで
JWNETの処分終了報告では、「中間」「最終」の報告区分を修正できます。ただし、修正の方向によって、そのあとにやることが変わります。
| 修正の方向 | 操作のあとに残る作業 |
|---|---|
| 中間 → 最終 | 再資源化等の情報を追加入力し、排出事業者の承認と登録内容を確認する |
| 最終 → 中間 | 排出事業者の承認と登録状態を確認し、後工程の終了後に最終処分終了報告で再資源化等の情報を入力する |
どちらの方向も、排出事業者の承認が必要です。修正操作が終わったことだけで安心せず、承認の成立と、そのあとに残る報告まで見届けてください。
正しい区分を判断できる → 必要な情報をそろえられる → 修正できる → 承認を確認できる → 後続報告まで管理できる。
ここまでを一連の業務として整えることが、報告漏れや担当者への依存を防ぐことにつながります。
15.JWNETの報告区分の修正・再資源化等の情報の整理をご相談ください
「入力できる状態」「正しく判断できる状態」「承認・後続報告まで管理できる状態」をつくります
次のようなお困りごとはありませんか。
- 「中間」「最終」の判断に迷っている
- 報告区分を誤って登録してしまった
- 修正のときに、再資源化等の情報がそろっていない
- 排出事業者への承認確認が進まない
- 最終処分終了報告まで管理できていない
- 受渡確認票・計量票・処理記録が分散している
- 紙マニフェストと電子マニフェストが混在している
株式会社ケイ・システムでは、JWNETの入力・報告・修正の操作だけでなく、報告区分の判断に必要な情報の整理、受渡確認票・計量票・処理記録の確認、再資源化等の情報の収集・整理、排出事業者への連絡と承認状況の確認、収集運搬業者・委託先の処分業者・下請け業者との連絡・確認・とりまとめ、後続の最終処分終了報告、台帳・帳簿の整理までを支援しています。
現場からは受渡確認票をLINEで送っていただき、事務側で情報を整理する。現場のやり方を大きく変えずに、正しい報告ができる仕組みをつくります。入力だけの代行ではなく、必要な情報を集め、正しい判断と報告ができる状態をつくることを大切にしています。
電話:046-259-6112/メール:info@
サービスの詳細:電子マニフェスト代行/産廃・解体事務代行
16.関連記事
- ▶JWNET再資源化等の情報|処分終了報告(報告区分:最終)の入力手順「中間→最終」に修正したあとに必要な、再資源化等の情報の入力手順を確認できます。
- ▶JWNET再資源化等の情報|最終処分終了報告の入力手順【2次処理あり】「最終→中間」に修正したあと、後工程を経て必要になる最終処分終了報告の方法です。
- ▶JWNET再資源化等の情報を修正する方法|取消・再報告と直接修正の違い報告区分ではなく、再資源化等の情報の中身を直したい場合はこちらです。
17.監修・免責
産業廃棄物・解体業界のバックオフィス支援を行い、電子マニフェストの登録・報告代行、許可申請の支援、紙と電子が混在する現場の運用整備に携わっています。
本記事は、2026年10月時点で確認したJWNET公式資料をもとに、処分業者向けのWeb方式の操作と、実務上の確認方法を整理したものです。主な資料は「電子マニフェストシステム 再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】」P.84〜92です。
本記事の内容は、2027年4月1日の再資源化等の情報の報告項目追加に向けた情報です。施行までに画面・仕様・運用が変更される可能性があります。実際の操作にあたっては、最新の公式資料をご確認ください。
本記事では、JWNET側の処理ルールの根拠として「EDI方式接続仕様書 Ver.2.00」P.2-17・P.2-19を引用しています。これは接続仕様を示した資料であり、Web方式の画面操作の手順書ではありません。
修正や承認が可能かどうかは、対象マニフェストの登録状態や報告の進み具合によって異なります。EDI方式・外部ASPをご利用の場合は、操作方法が異なる場合がありますので、システム提供元へご確認ください。
本記事で紹介した管理表・チェックリスト・社内運用フローは、株式会社ケイ・システムの実務上の提案であり、JWNETが定める必須要件ではありません。
18.参考文献
- 公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター「電子マニフェストシステム 再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】」P.84〜92(PDF)
- JWNET公式FAQ「処分終了報告の報告区分の『中間』と『最終』の違いについて教えてください。」(Q02-024)
- JWNET公式FAQ「運搬終了報告・処分終了報告・最終処分終了報告は修正・取消できますか。」(Q03-005)
- JWNET公式FAQ「修正・取消に対する承認(否認)はどのように操作したらよいですか。」(Q03-007)
- JWNET公式FAQ「「修正/取消承認待ち」とはどのような状態ですか。」(Q03-008)
- JWNET公式FAQ「誤ってマニフェスト情報や運搬終了報告・処分終了報告の修正/取消をしてしまいました。修正/取消をなかったことにできますか。」(Q03-010)
- 公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター「説明会でよくあるご質問と回答」(2025年12月12日掲載)(PDF)
- 公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター「EDI方式接続仕様書 Ver.2.00」P.2-17「マニフェスト情報に関する期限について」、P.2-19【処分業者(報告機能)】(PDF)
- 公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター「電子マニフェストの項目追加/再資源化等の情報」(特設ページ)

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