公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
この記事は、産業廃棄物の処分業者・中間処理業者の方へ向けた週次総括記事です。JWNET「再資源化等の情報」について、10月20日公開の「再資源化等の情報抽出」と、10月22日公開の「再資源化等の情報の修正」を、1本の業務の流れとしてつなぎます。
それぞれの画面操作は各記事で解説しています。今回は、取り出したデータをどう確認し、誤りをどう判断し、どのルートで修正し、何を記録に残すかを整理する記事です。
こんにちは、株式会社ケイ・システムの小島です。
今週は、JWNETの「再資源化等の情報」について、10月20日:情報抽出(大量抽出)とCSVの取得、10月22日:報告済み情報の修正方法を解説しました。
この2つは、JWNETの画面上では別々のメニューです。しかし実務では一続きになっています。報告済みの情報を取り出す。元資料と照合する。誤りが見つかったら、正しいルートで修正する。そして修正後の内容を確認し、経緯を記録に残す。ここまでで、ようやく1件の対応が終わります。
今回は、その流れ全体を整理します。
この記事で分かること
- 照会画面のCSV保存と「再資源化等の情報抽出」の使い分け
- 情報抽出の申込条件と、ダウンロード期間の注意点
- CSVの数量が元資料と違うとき、最初に確認すること
- 修正ルートが2つに分かれる理由と、その見分け方
- JWNETを修正しても、保存済みCSVは自動更新されないこと
- 実務で起きやすい行き違いと、誰が確認するか
- 抽出・修正・確認を1つにまとめる管理項目の例
- 2027年4月の報告項目追加に向けて、今から整えておきたいこと
まず結論(30秒)
再資源化等の情報は、「取り出して終わり」でも「直して終わり」でもありません。実務では、次の6段階で1件が完了します。
- ① 取り出す照会画面のCSV保存、または再資源化等の情報抽出
- ② 照合する抽出条件・対象期間・単位・数量の意味・元資料を確認
- ③ 修正が必要か判断する数字が違う原因を特定してから判断する
- ④ 修正が必要な場合は、正しいルートで修正する取消・再報告か、[再資源化等の情報の修正]か
- ⑤ 再確認する修正後の内容を照会画面で確認する
- ⑥ 履歴を残す根拠資料、修正前後、担当者、保存済みCSVへの影響
修正不要と判断した場合は、JWNETの修正操作を行わず、確認した内容と判断理由を記録して対応を完了します。
最重要ポイント:CSVを取り出す操作と、JWNETの登録内容を修正する操作は別です。ダウンロードしたCSVをExcelで直しても、JWNETの情報は変わりません。逆に、JWNETを修正しても、すでに保存したCSVの中身は自動では変わりません。
【2026年10月24日時点の注意】再資源化等の情報は、2027年3月31日までは任意入力です。2027年4月1日からの報告項目追加に向け、本記事では現在のJWNET画面と公式マニュアルをもとに整理しています。実際の運用にあたっては、最新のJWNET公式情報をご確認ください。
「CSVを出したが、社内の数字と合わない」「どこから直せばよいか分からない」という段階でも構いません。LINEで現在の状況をお送りいただくだけで、確認する項目の整理からご相談いただけます。
目次
照会CSVと大量抽出は、目的で使い分ける
JWNETには、報告済みの再資源化等の情報をCSVで取得する方法が2つあります。
1つは、10月15日の記事で扱った、[再資源化等の情報の照会]で検索し、対象のマニフェストを選んでCSV保存する方法です。
もう1つは、10月20日の記事で扱った[再資源化等の情報抽出]です。こちらは抽出条件を指定して申し込み、抽出処理の完了後に結果ファイルをダウンロードする機能です。
※スマートフォンでは、表を左右にスクロールできます。
| 比較項目 | 照会画面のCSV保存 | 再資源化等の情報抽出 |
|---|---|---|
| 主な用途 | 対象を画面で確認して保存する | 条件を決めてまとめて取得する |
| 操作の流れ | 検索 → 選択 → CSV保存 | 申込 → 抽出処理 → 結果ダウンロード |
| 使いどころ | 特定案件の確認、修正前後の確認 | 期間単位の確認、まとめてのデータ整理 |
| 主な注意点 | 選択した対象と内容を確認する | 抽出条件、データの基準日、ダウンロード期間を確認する |
| 詳しい記事 | 10月15日公開 | 10月20日公開 |
「何件以上なら大量抽出を使う」といった件数の基準は、公式マニュアルには示されていません。
ケイ・システムの実務上のおすすめ
件数で決めるのではなく、画面で1件ずつ確認したいのか、条件を固定してまとめて取り出したいのかという目的で使い分けると、担当者が替わっても判断がぶれにくくなります。
月次の確認や期間単位の整理であれば情報抽出、1件の問い合わせ対応や修正前後の確認であれば照会画面、という整理の仕方です。
大量抽出で押さえておきたい条件
情報抽出には、申込の前に確認しておきたい条件があります。公式マニュアルP.71〜73の記載をもとに整理します。
JWNET公式仕様
- 1回の抽出期間は3か月以内で設定します。
- 抽出条件を入力して申込を行うと、約1時間程度で抽出結果ファイルが作成されます(申込が多くなる年度末などは、時間がかかる場合があります)。
- 申込は、1つの加入者番号につき最大4件まで行えます。サブ番号で行った申込も1件としてカウントされます。
- 抽出できるのは、ファイル作成日の前日時点の情報です。当日登録・報告した情報を抽出したい場合は、翌日以降の申込が案内されています。
- 本機能は、毎年4月にメンテナンスのため1週間程度利用できないとされています。
- [マニフェスト区分][日付情報][抽出CSV]は必須項目です。[抽出CSV]は「再資源化等の情報」または「処分に係る帳簿項目」から選択します。
※JWNET「再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】」P.71〜74をもとに要約しています。
抽出の申込が済んだら、[再資源化等の情報抽出結果]の画面で状況を確認します。

・申込番号をクリックすると、申込時の抽出条件を確認できること。「どの条件で取ったデータか」を後から追えます
・ステータスが「完了」になって初めてダウンロードできること。「抽出中」は受付済みの状態で、受付は最大4件までであること
・[抽出CSV]で「再資源化等の情報」を選んだときと「処分に係る帳簿項目」を選んだときで、「ダウンロード」の表示場所が異なること
ダウンロード期間は、画面表示を必ず確認してください。公式マニュアルP.73では、操作手順の注記が「抽出完了日翌日より5日間」、画面内の案内文が「抽出完了日から5日間」となっており、起算日の表現が一致していません。いずれにしても、期間内にダウンロードしなかった場合、抽出した情報は無効となり、再度申込手続きが必要とされています。実際の結果画面に表示される案内を基準にしてください。
なお、ダウンロードファイル名は、「再資源化等の情報」を選んだ場合がRecyclingDate_申込番号_ファイル作成日、「処分に係る帳簿項目」を選んだ場合がChoboDate_申込番号_ファイル作成日となります。申込番号と作成日がファイル名に入るため、後から「いつ・どの申込のデータか」を見分けやすくなっています。
ケイ・システムの実務上のおすすめ
JWNETを開いてから条件を考え始めると、担当者ごとに抽出範囲が変わります。申込の前に、次の項目を決めておくことをおすすめします。
- 抽出目的(月次確認/帳簿整理/問い合わせ対応 など)
- 対象期間と、日付情報の基準
- マニフェスト区分
- 抽出CSVの種別
- 担当者と、保存場所
これらが決まっていれば、担当者が交代しても「どの条件で取得したデータか」を説明できます。これはJWNET公式が定める必須の管理項目ではなく、当社がおすすめする社内運用です。
CSVで数量が違っていたら、すぐ修正する?
ここが、今回の総括記事で最もお伝えしたいところです。
JWNETから出力した再資源化等の情報と、社内台帳や計量票を見比べたとき、数量が違っていたとします。そのとき、すぐにJWNETの修正画面を開くことは、おすすめしていません。
まず、次の順番で確認します。
- 取得したデータの条件は合っているか。対象期間や日付の基準が違っていれば、比較している対象そのものがずれている可能性があります。情報抽出の場合は、ファイル作成日の前日時点までが対象である点も確認します。
- 比較している数量の単位や意味は合っているか。計量票はkg、社内資料はtやm³ということもあります。また、受入量・処分量・処理後物の量は、必ずしも同じ意味の数量ではありません。
- 元資料と実際の処理記録は整合しているか。計量票、受渡確認票、処理記録、社内台帳を突き合わせ、実際の処理内容を確認します。
- その結果、JWNET側に修正が必要なのか。ここまで確認して、初めて修正の要否を判断します。
大切なのは、数字が違う原因を特定してから修正することです。「数字が違う=JWNETが間違っている」とは限りません。
単位の考え方については、10月13日の表示単位・重量換算係数の記事、割合と基準重量については9月29日の記事もあわせてご確認ください。
修正が必要なら、どの報告で入力したか確認する
修正が必要だと判断できたら、次に確認するのは、その再資源化等の情報を、どの報告のときに入力したかです。ここで修正のルートが分かれます。
JWNET公式仕様
- 最終処分終了報告で入力した再資源化等の情報は、修正できません。最終処分終了報告を取消したうえで、正しい内容で再度報告します。
- 処分終了報告で[報告区分]を「最終」にしたマニフェストの再資源化等の情報は、メニュー[再資源化等の情報]の[再資源化等の情報の修正]から修正します。
- この[再資源化等の情報の修正]による修正は、排出事業者の承認は必要ありません。ただし、排出事業者には通知されます。
- 最終処分終了報告の取消、および再度の最終処分終了報告も、排出事業者に通知されます。
※同マニュアルP.76〜83をもとに要約しています。

・ルートの分岐が「最終処分終了報告で入力したか」「処分終了報告で入力したか」で決まること
・取消の流れは、取消 → 取消の反映 → 再報告 → 反映、と4段階で1セットであること。取消だけでは修正は終わりません
・どちらのルートでも、排出事業者へ通知されること。直接修正については承認が不要であること
ケースA|最終処分終了報告で入力した場合
最終処分終了報告を取消し、正しい内容で再度報告します。取消で終わりではなく、再報告まで行って、ようやく1件の修正が完了します。
ケースB|処分終了報告[報告区分:最終]で入力した場合
[再資源化等の情報の修正]メニューから対象を検索し、編集して修正します。排出事業者の承認は不要ですが、修正は通知されます。
どちらのルートになるかは、「自社がどこまで処理したか」ではなく、「どの報告の画面で再資源化等の情報を入力したか」で決まります。
それぞれの検索・編集の画面操作と、修正後の確認手順は、10月22日の記事で詳しく解説しています。
再資源化等の情報の内容を直す操作と、処分終了報告の[報告区分]そのものを変更する操作は別です。[報告区分]を「中間」から「最終」へ修正する操作は、公式マニュアルでも別の章として扱われており、こちらは従来どおり排出事業者の承認が必要とされています。報告区分の修正は、10月27日公開予定の記事で扱います。
修正しても、保存済みCSVは自動更新されない
ここからは、ケイ・システムの実務上の管理についてです。
月次確認のためにCSVをダウンロードした後、誤りが見つかり、JWNET上の再資源化等の情報を修正したとします。このとき、すでにパソコンへ保存したCSVファイルの中身が、自動的に更新されるわけではありません。
JWNET上の登録情報
公式の修正手順で直すと、その時点の内容が反映されます。照会画面で現在の内容を確認できます。
保存済みCSV(ダウンロード済みファイル)
取得した時点の内容のままです。JWNETを修正しても変わりません。Excelで直しても、JWNET側には反映されません。
JWNETを直す操作と、社内資料を最新にする作業は、別々に必要です。
ダウンロード済みのCSVは、取得時点の内容のままです。一方、社内台帳やExcelは、利用しているシステムや連携方式によって更新状況が異なります。JWNETを修正した後は、関連記録に修正が必要か確認してください。
この違いを意識しておかないと、社内に修正前と修正後の資料が混在します。防ぐために、次の3点を残しておくことをおすすめします。
ケイ・システムの実務上のおすすめ
- 修正前のデータ:何が登録されていたかを確認できるようにしておきます。
- 修正後のデータ:JWNETの照会画面で修正後の内容を確認します。必要であれば、改めてCSVを保存します。
- 変更した理由:なぜ修正したか、どの資料を根拠にしたかを残します。
情報抽出をやり直す場合は、抽出対象がファイル作成日の前日時点までとなる点にも注意が必要です。再抽出が必要か、いつ申し込むかは、目的に応じて判断します。
ファイル名を「最新版」に変更するだけでは、どちらが正しいかを保証できません。いつ取得したデータか、どの修正を反映しているかが分かる状態にしておくことが大切です。
注意:JWNETの登録情報と社内台帳・帳簿の数値は、常に同じ単位・同じ項目・同じ値になるとは限りません。社内資料には、JWNETにない項目や、別の基準で集計した数量が含まれることがあります。「すべて同じ数字に書き換える」のではなく、どの項目が対応していて、どの項目は別のものなのかを整理してください。
実務で起きやすい4つの行き違い
ここからは、抽出から修正までの間に起きやすい行き違いを、どう困る → どう防ぐ → 誰が確認するの順に整理します。
ケース①|抽出したのに、対象が見つからない
「報告したはずのマニフェストが結果ファイルにない」となり、入力漏れやシステムの不具合を疑って、確認作業が増えます。
対象期間、日付情報の基準、マニフェスト区分などの抽出条件を確認します。あわせて、抽出対象がファイル作成日の前日時点までである点、当日報告した分は翌日以降の申込になる点を確認します。結果一覧のステータスが「抽出データなし」になっていないかも確認します。
抽出を申し込んだ担当者が条件を確認し、必要に応じて報告担当者へ確認します。
ケース②|計量票とJWNETの数量が違う
どちらを直すべきか決められず、関係する帳簿や社内集計にも影響が広がります。
数量の意味、単位、換算の考え方、実際の計量・処理の記録を順に照合します。受入量・処分量・処理後物の量を同じものとして比較していないか確認します。
事務担当者が資料を整理し、必要に応じて現場担当者や処分場側へ確認します。
ケース③|誤りは分かったが、修正画面に対象が出てこない
修正を進められず、対象を探す作業が続きます。別のメニューを開いて操作してしまうこともあります。
最終処分終了報告で入力したのか、処分終了報告[報告区分:最終]で入力したのかを先に確認します。そのうえで、対応するメニューと検索条件を見直します。
修正を担当する方が報告経路を確認し、正しいメニューから対応します。
ケース④|JWNETを修正したのに、以前のCSVが使われている
社内集計や取引先への回答に、修正前の数量が残ってしまう可能性があります。
修正前後のファイルを区別し、保存済みCSVや社内台帳を更新する必要があるかを判断します。更新した場合は、その日付と担当者を残します。
修正担当者と集計担当者が、共有の記録を通じて対応状況を確認します。
※以上は、実務で想定される場面を整理した例であり、特定の顧客案件を再現したものではありません。
小島の実務メモ
電子マニフェストを導入すると、紙に比べて検索や保存はしやすくなります。ただ、データが取り出せることと、会社としてその情報を使えることは別です。
CSVを取得した人しか検索条件を知らない。JWNETを修正した人しか修正理由を知らない。社内には修正前と修正後のExcelが両方残っている。こうなると、システムは電子化されていても、仕事そのものは属人化したままです。
当社が大切にしているのは、誰か一人が頑張らなくても、確認・修正・引き継ぎができる状態をつくることです。入力や修正をした担当者を責めるのではなく、どこで確認し、誰が判断し、何を残すのかを、仕事として決めておく必要があると考えています。
ケイ・システム式|抽出・修正・確認の一体管理
新しい管理システムを導入しなくても、今お使いのExcelや台帳に列を追加するところから始められます。
確認待ちから対応完了まで、誰が判断するか
- 確認待ち(差異に気づいた状態)気づいた人が記録に登録
- 根拠の確認抽出条件・単位・計量票・受渡確認票・処理記録事務担当者が整理
- 修正要否の判断修正不要の場合も、理由を残す判断する人をあらかじめ決めておく
- 修正取消・再報告/直接修正修正担当者
- 再確認照会画面で修正後の内容を確認修正者以外の確認者
- 対応完了社内資料の更新要否まで確認して完了集計担当者と共有
管理する項目の例
※スマートフォンでは、表を左右にスクロールできます。
| 項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 対象期間 | 何月分か、どの期間を対象にしたか |
| マニフェスト番号 | どの案件か |
| データ取得日 | いつ確認・保存したか |
| 抽出条件・申込番号 | どの条件で取得したか。情報抽出を使った場合は申込番号とファイル名 |
| 確認結果 | 問題なし/要確認/修正必要 |
| 根拠資料 | 計量票、受渡確認票、処理記録など |
| 関係先への確認 | 誰に何を確認したか |
| 修正ルート | 取消・再報告/直接修正/修正不要 |
| 修正結果 | 完了日、修正前後の内容 |
| 最終確認者 | 誰が確認したか |
| 社内資料への反映 | 保存済みCSV・台帳の更新要否と、更新日 |
| 未完了事項と次の対応 | 確認待ちの内容、担当者、期限 |
ケイ・システムの実務上のおすすめ
これはJWNET公式が定める必須の台帳ではなく、当社が実務上おすすめしている管理例です。法定帳簿等の要件とは区別してお考えください。
最初からすべてを埋める必要はありません。まずは、今の業務で必要な項目だけを採用する方法でも構いません。
特に大切なのは、「要確認」となった案件が、確認待ちのまま止まらないことです。担当者と次の対応、いつまでに確認するかを決めておくと、業務が止まりにくくなります。
2027年4月に向けて整えておきたいこと
2027年4月1日からの再資源化等の情報の報告項目追加に向けては、操作方法を覚えることだけでなく、確認と修正の流れを決めておくことも準備のひとつです。
今のうちに、次の項目を整理しておくと、日々の業務へ組み込みやすくなります。
- 報告の前に確認する資料
- 処理後物の種類・量などの根拠
- 情報抽出を行う目的と条件
- 修正値を決める担当者
- 収集運搬業者・処分業者・下請け業者への確認方法
- 修正後の再確認と、履歴の保存先
情報抽出は、毎年4月にメンテナンスのため1週間程度利用できないとされています。年度初めにまとめて確認する運用を考えている場合は、この点もあわせて計画しておくと安心です。
なお、現場の方に新しい入力作業を増やすことが、必ずしも最初の解決策とは限りません。受渡確認票をLINEで送っていただき、事務側で確認・整理する、といった現場を大きく変えずに必要な情報が集まる仕組みから始める方法もあります。
今日のチェックリスト
- 照会画面のCSV保存と情報抽出の違いを理解した
- 情報抽出の条件(期間・件数・基準日)を確認した
- ダウンロード期間を、実際の画面表示で確認した
- CSVの数値を元資料と比べる前に、単位と数量の意味を確認した
- 誤りと思われる内容が、本当に修正対象か確認した
- 修正が必要な場合、どの報告で入力したかを確認した
- 取消・再報告と直接修正を取り違えていない
- 取消で終わらせず、再報告まで行った
- 修正後の内容を、照会画面で再確認した
- 保存済みCSV・社内台帳の更新要否を確認した
- 根拠資料と対応履歴を残した
- 確認待ちの案件について、担当者と次の対応を決めた
よくある質問
Q1.CSVをExcelで修正すれば、JWNETの情報も直りますか?
いいえ。ダウンロードしたCSVを編集しても、JWNETに登録された情報を修正する操作にはなりません。JWNET側の修正は、どの報告で入力したかに応じた手順で行います。
Q2.照会画面のCSV保存と情報抽出は、何件以上で使い分けますか?
公式マニュアルに、件数による使い分けの基準は示されていません。画面で対象を選びたいのか、条件を指定してまとめて取得したいのか、という目的から考えると判断しやすくなります。
Q3.今日報告した情報が、抽出結果に入っていません。
情報抽出で対象になるのは、ファイル作成日の前日時点までの情報です。当日登録・報告した情報を抽出する場合は、翌日以降の申込が案内されています。あわせて、抽出条件もご確認ください。
Q4.再資源化等の情報を修正するとき、排出事業者の承認は必要ですか?
処分終了報告[報告区分:最終]で入力した再資源化等の情報を、[再資源化等の情報の修正]メニューから直接修正する場合、排出事業者の承認は必要ないとされています。ただし、修正は排出事業者へ通知されます。最終処分終了報告で入力した情報は、取消・再報告という別の経路になります。なお、[報告区分]そのものの修正は、従来どおり排出事業者の承認が必要とされており、別の操作です。
Q5.修正したら、以前にダウンロードしたCSVも更新されますか?
いいえ。パソコンに保存済みのCSVは自動的には更新されません。必要に応じて修正後の情報を照会・保存し直し、社内でどのファイルを使うかを決めてください。
Q6.帳簿項目のCSVを取り出せば、帳簿も完成しますか?
必ずしもそうではありません。公式マニュアルでは、処分に係る帳簿項目のCSVについて、不足している項目があれば補完する必要があるとされています。帳簿の要件そのものは、最新の一次資料でご確認ください。
Q7.修正履歴をExcelで管理してもよいですか?
本記事でご紹介した修正管理の記録は、当社の実務上の提案です。既存のExcelや台帳を活用する方法でも構いません。法定帳簿等の要件とは区別し、必要な記録の保存方法は別途ご確認ください。
Q8.外部ASPやEDI方式でも、同じ操作ですか?
本記事はJWNETのWeb方式を基準にしています。外部ASP・EDI方式では、画面や抽出・修正の方法が異なる場合があります。ご利用のシステムの提供元へご確認ください。
Q9.ダウンロード期間を過ぎてしまいました。
公式マニュアルの画面内の案内では、期間内にダウンロードしなかった場合、抽出した情報は無効となり、再度申込手続きを行うこととされています。申込は1つの加入者番号につき最大4件までのため、不要な申込が残っていないかもあわせてご確認ください。
今回扱った「再資源化等の情報の中身の修正」とは別の操作です。排出事業者の承認の扱いも異なるため、分けて解説します。
照会・修正の対象を探しやすくするため、一覧に表示する項目を整理する操作を扱います。
まとめ
- 取り出す
- 確認する
- 正しく直せる
- あとから説明できる
JWNETの再資源化等の情報は、報告して終わりではありません。必要な情報を取り出せること、内容を確認できること、誤りがあれば適切な経路で修正できること、そして修正した根拠と経緯を残せること。この4つがそろって、ようやく継続して運用できる状態になります。
今週のポイントを1つだけ挙げるとすれば、データを取り出せても、誤りを見つけたときに正しく判断・修正できなければ、会社の業務としては完成していないということです。
株式会社ケイ・システムが目指しているのも、単にJWNETへ入力することではありません。
受渡確認票、計量票、処理記録、関係先から戻ってくる情報を整理し、入力できる状態をつくること。そのうえで、取り出せる → 確認できる → 正しく直せる → あとから説明できるという状態まで含めて、産廃・解体業界のバックオフィスを整えることを大切にしています。
JWNETの抽出・修正・帳簿整理までご相談いただけます
株式会社ケイ・システムは、産廃・解体業界に特化した事務代行・バックオフィス支援を行っています。次のようなお困りごとでもご相談いただけます。
- JWNETからCSVを出しても、社内資料と数字が合わない
- どの条件で抽出したデータなのか分からない
- 修正のルートを判断できない
- 受渡確認票や計量票がそろっていない
- 修正後のデータが社内へ反映されていない
- 紙マニフェストと電子マニフェストが混在している
- 担当者が替わり、これまでの経緯が分からない
JWNETの導入・入力・報告に加え、情報抽出とCSV保存、再資源化等の情報の確認・修正、修正対象の特定、計量票・受渡確認票の整理、台帳・帳簿の確認、不足情報の収集、収集運搬業者・処分業者・下請け業者への連絡・確認・とりまとめ、修正履歴や対応履歴の管理まで対応しています。
新しいシステムの導入を前提にはしていません。現場からは受渡確認票をLINEで送っていただくだけ、社内では今お使いのExcelや台帳を活かす形で、現場を変えないDXとして一緒に整えます。
株式会社ケイ・システム 〒242-0028 神奈川県大和市桜森2-3-15 三井ビル101
サービス内容は電子マニフェスト代行、産廃・解体に特化した事務代行のページをご覧ください。
監修・免責
ケイ・システムは、解体・産廃業界に特化したバックオフィス構築支援を行っています。公式資料に基づく操作の整理と、現場実務で確認すべきポイントをあわせて整理し、画面操作より前の情報整理から、修正後の記録管理まで含めて支援しています。
免責:本記事は、2026年10月時点で確認したJWNET公式「電子マニフェストシステム 再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】」の公開情報をもとに、情報抽出と再資源化等の情報の修正を実務目線で整理した一般的な情報です。本記事は、2027年4月1日の報告項目追加に向けた準備のための情報であり、JWNETの画面、入力項目、仕様、制度、運用方法等は変更される可能性があります。実際の操作にあたっては、最新のJWNET公式サイト、操作マニュアル、FAQを必ずご確認ください。株式会社ケイ・システムはJWNETの運営者ではありません。EDI方式・産廃管理ソフト(外部ASP)をご利用の場合は、操作・表示が本記事と異なる場合があります。本記事の確認手順、チェックリスト、管理表は、ケイ・システムによる実務上の提案であり、JWNETの必須要件を示すものではありません。法令・許可・帳簿の要件に関する判断は、必要に応じて最新の一次資料をご確認のうえ、行政・専門家へご相談ください。
参考文献
- 公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター「電子マニフェストシステム 再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】総合版」(PDF)※本記事はP.65〜85を参照しています。
- JWNET公式「電子マニフェストの項目追加/再資源化等の情報」(https://www.jwnet.or.jp/jwnet/about/tsuika/index.html)
- JWNET公式「CSVレイアウト・コード表・換算係数」(https://www.jwnet.or.jp/jwnet/manual/guide/data/index.html)

公式LINEはこちら
コメント