公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
この記事は、産業廃棄物の処分業者・中間処理業者の方へ向けた週次総括記事です。JWNET「再資源化等の情報」のうち、10月13日の表示単位・重量換算係数と10月15日の照会・CSV保存を、1本の実務の流れとしてつなげます。
それぞれの操作手順は、各記事で解説しています。今回は「4つの機能を、実務でどうつなぐか」を整理する記事です。
こんにちは、株式会社ケイ・システムの小島です。
今週は、JWNET「再資源化等の情報」について、10月13日:表示単位と重量換算係数、10月15日:報告済み情報の照会とCSV保存を解説しました。
一見すると、「設定画面の話」と「報告後の確認画面の話」で、別々のテーマに見えます。しかし実務では、この2つはつながっています。
たとえば、受渡確認票ではm3、計量票ではkg、社内の集計ではtで数量を見ている会社があります。JWNETでは、再資源化等の情報の数量はkg単位で保持されます。そして報告したあとには、「意図した数量で報告できているか」「処分方法や処理後物は合っているか」を照会で確かめ、必要に応じてCSVで手元に残します。
つまり今週のテーマは、「数量をどう扱うか」から「報告した数量をどう確かめて残すか」までをつなぐ話です。今回は2本の記事を短くまとめ直すのではなく、「表示する → 重量へ換算する → 確かめる → 残す」という一連の流れとして整理します。
まず結論(30秒)
今週の4つの機能は、それぞれ役割が違います。前半の2つは「設定・数量」側、後半の2つは「報告後」側の機能です。
10/13|設定・数量
表示単位
見せ方
kgで保持される数量を、画面上でkg・tのどちらで表示するかを選ぶ設定です。
10/13|設定・数量
重量換算係数
重量へつなぐ
m3・リットル・個・台で入力された数量を、基準重量(kg)へつなぐための係数です。
10/15|報告後
照会
確かめる
報告済みの再資源化等の情報を検索し、一覧と詳細画面で確認します。
10/15|報告後
CSV保存
残す
照会一覧で選んだマニフェストの情報を、CSVファイルとして保存します。
設定した換算の結果は、照会の詳細画面で確かめられる。
ここが、今週の2本の記事をつなぐ場所です。
【2026年10月17日時点の注意】再資源化等の情報は、2027年3月31日までは任意入力です。2027年4月1日からの必須化に向け、本記事では現在のJWNET公式マニュアルに沿って整理しています。実際の運用にあたっては、最新のJWNET公式情報をご確認ください。
「受渡確認票と計量票で単位がそろわない」「報告したあと、誰も内容を見直していない」という段階でも構いません。LINEで現在の状況をお送りいただくところから、単位の扱い方や確認の手順の整理をご相談いただけます。
目次
今週の4機能は、それぞれ役割が違う
最初に、4つの機能を1つの表で並べます。どの機能も「数量」や「報告内容」を扱うため、名前だけで覚えると混ざりやすくなります。「何をする機能か」と「どの画面で操作するか」で区別してください。
※スマートフォンでは、表を左右にスクロールできます。
| 機能 | 何をする? | 操作する画面 | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| 表示単位 | 画面に表示する数量の単位を、kg・tから選ぶ(見せ方) | メニュー[環境設定]の[再資源化等の表示単位・重量換算係数設定] | 10月13日公開 |
| 重量換算係数 | m3・リットル・個・台の数量を、基準重量(kg)へつなぐ | 同じ設定画面の下段(廃棄物の種類ごと) | 10月13日公開 |
| 照会 | 報告済みの情報を検索し、一覧・詳細で確かめる | メニュー[再資源化等の情報]の[再資源化等の情報の照会(報告)] | 10月15日公開 |
| CSV保存 | 照会一覧で選んだマニフェストの情報をファイルで残す | 照会一覧の右下の[CSV保存] | 10月15日公開 |
表示単位と重量換算係数は、メニュー上は1つの設定画面にまとまっています。照会とCSV保存も、同じ照会一覧の画面から操作します。つまり今週の4つの機能は、「2つの画面に、2つずつ機能がある」と覚えると整理しやすくなります。
前半|「表示」と「重量換算」は別の設定
10月13日の記事で最も大切だったのは、「kg・t」と「m3」を同じ単位の設定だと思わないことでした。公式マニュアルの記載は、次のとおりです。
- 再資源化等の情報にかかる数量はkg単位で保持されます。画面上の表示を、kgからtに変更することができます(P.61)。
- 表示単位はkg・tのいずれかから選択できます。設定画面には「表示単位をtに変更した場合でもデータとしてはkgで保存されます」と記載されています(P.63)。
- 「廃棄物の数量」「運搬量」「受入量」がm3・リットル・個・台で入力されている場合に、基準重量を算出するために使用される重量換算係数は、独自に設定することができます(P.62)。
- 表示単位・重量換算係数とも、設定は任意です(P.60・P.62〜64)。
JWNET公式「再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】」P.60〜64をもとに要約
2つの設定は、同じ1枚の画面に上下に並んでいます。

この画面で見るポイント
・上段の[表示単位]は、kg・tの2択であること(m3は選択肢にありません)
・❷ 下段の係数の欄は「m3」「リットル」「個・台」の3種類で、それぞれに[標準]と[ユーザー設定]があること
・❸ どちらを変更した場合も、右下の[設定]をクリックすること
図解|「表示」と「換算」はここが違う
見せ方
表示単位
- kgで保持されている数量
- kg・tのどちらで表示するか選ぶ
- 画面での見え方が変わるデータはkgのまま
重量へつなぐ
重量換算係数
- m3・リットル・個・台で入力された数量
- 標準またはユーザー設定の係数
- kgへ換算され、基準重量になる処分量・処理後物の量の算出の基準
この違いが分かっていれば、「m3をt表示にすればよいのか」という迷いは起きにくくなります。設定の手順と、換算係数を決めるときの考え方は、10月13日の記事をご覧ください。
後半|照会で確かめ、CSVで残す
10月15日の記事では、報告したあとの操作を扱いました。要点だけを整理します。
- メニュー[再資源化等の情報]の[再資源化等の情報の照会(報告)]では、再資源化等の情報を報告済みのマニフェストの登録内容・報告内容の確認と、マニフェスト情報(再資源化等の情報を含む)の保存ができます(P.66)。
- 照会では、処分終了日・最終処分終了日でも検索ができます(P.66)。
- 照会一覧で[マニフェスト番号]をクリックすると、詳細が表示されます(P.67〜68)。
- 照会一覧で保存したいマニフェストの[選択]欄にチェックを入れ、[CSV保存]をクリックすると、CSVデータがダウンロードされます(P.69)。
JWNET公式「再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】」P.66〜69をもとに要約
ここで大切なのは、照会画面の開き方を覚えることだけではありません。何を確かめるのかを会社として決めておくことです。決まっていないと、「一応、画面は見ました」で終わってしまいます。照会の詳しい操作は、10月15日の記事で画面ごとに解説しています。
2本の記事をつなぐのは「照会の詳細画面」
今週の2本の記事は、別々の画面の話でした。その2つが1つの画面で出会うのが、照会の詳細画面(再資源化等の情報詳細)です。

この画面で見るポイント
・中段の[基準重量情報]に、廃棄物の数量・運搬量・受入量と、[基準重量]が並んでいること
・その下に、基準重量の数量がどこから反映されたか、容量や個・台の場合にどう重量で表示しているかの注記があること
・下段の[再資源化等の情報一覧]で、処分方法ごとの量や処理後物の量を確かめられること
詳細画面の[基準重量情報]の下には、次の注記があります。
- 基準重量に表示されている数量は、基準重量入力欄でチェックされている数量が反映されます。
- 単位が容量(m3、リットル)または個・台の場合は、「再資源化等情報の表示単位・重量換算係数設定」で設定された換算係数を適用して重量で表示しています。
JWNET公式「再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】」P.68の画面内の注記をもとに記載
つまり、10月13日に扱った換算係数の設定は、10月15日に扱った照会の詳細画面で、基準重量として結果を確かめられるということです。設定画面で係数を決めて終わりにせず、報告後に「その係数で、意図した基準重量になっているか」を見ることで、設定と報告が1本につながります。
m3・リットル・個・台で数量を受けている廃棄物については、照会の詳細画面で次の2点を見るように決めておくと、設定と報告のずれに気づきやすくなります。
- 基準重量のもとの数量廃棄物の数量・運搬量・受入量のどれが反映されているか
- 換算後の基準重量10月13日の記事で紹介した「換算ルール台帳」の係数と合っているか
※これはJWNET公式の必須チェック項目ではなく、ケイ・システムが実務上おすすめしている確認の考え方です。
基準重量がどの数量から決まるかは、9月29日の記事でも解説しています。
照会やCSVを見るときは、まず単位を確かめる
もう一つ、2本の記事をまたいで気をつけたい点があります。表示単位をtに変えた場合、照会画面やCSVの数量もtになるのかという点です。
設定画面(P.63)では、tへの変更は「再資源化等の情報を入力する画面に表示される単位」の変更として説明されています。一方、照会画面やCSVの数量がどの単位で表示・出力されるかは、今回確認した公式マニュアルの範囲では明記されていません。
そのため本記事では、「照会もCSVもtになる」「kgのまま出る」のどちらとも断定しません。実務では、次の順で確かめることをおすすめします。
- 照会画面では、数字を元資料と比べる前に、数値の横に表示されている単位を確認する
- CSVを社内のExcelや台帳へ取り込む前に、JWNET公式サイトの「CSVレイアウト・コード表・換算係数」のCSVレイアウトで、数量の項目と単位を確認する
- 表示単位を変更したときは、照会画面とCSVの両方で、実際の見え方を一度確かめておく
※これはJWNET公式の必須手順ではなく、ケイ・システムが実務上おすすめしている確認方法です。
計量票はkg、社内の集計はt、という会社では、桁の読み違いが起きやすくなります。これは担当者の注意力の問題ではなく、「どの単位で比べるか」が決まっていないことが原因です。比べる単位を社内で1つに決めておくだけでも、読み違いは減らせます。
4つの機能を1本の実務フローでつなぐ
ここまでの内容を、実際の業務の順番に並べます。4つの機能を別々に覚えるより、流れのどこで使うかで覚える方が、社内で説明しやすくなります。
図解|ケイ・システム式「設定から確認・記録まで」
- 受渡確認票・計量票・台帳現場で使っている元資料
- 数量と単位を整理するm3・kg・tなど、どの資料がどの単位か
- 表示単位を決める見せ方(任意)
- 必要に応じて重量換算係数を設定重量へつなぐ(任意)
- JWNETで入力・報告処分終了報告・最終処分終了報告
- 照会して詳細を確かめる基準重量・処分方法・処理後物・日付など
- 必要なものをCSV保存残す
- 確認記録・対応履歴を残すケイ・システムの実務上のおすすめ
※オレンジ枠が、今週の記事で扱った4つの機能です。最初の2段と最後の1段は、JWNETの操作ではなく社内で行う準備・記録です。
この図のポイントは、JWNETの操作の前後に、社内で行う工程があることです。前には「数量と単位の整理」、後ろには「確認記録・対応履歴」。ここが抜けると、JWNETの操作は正しく覚えていても、運用が担当者ごとにばらつきます。
入力できる → 確認できる → 説明できる
ケイ・システムはこれまで、このシリーズで「入力できる状態をつくる」ことをお伝えしてきました。今週の2本で、その先に進みます。
図解|JWNET運用の3段階
段階1
入力できる状態をつくる
元資料・数量・単位・処理ルートを整理し、表示単位や換算係数、再資源化等の情報パターンを用意しておく。
関係する記事:基本設定、パターン作成、10月13日の表示単位・重量換算係数
段階2
入力後に確認できる状態をつくる
報告後に照会し、詳細画面で「何を見るか」を決めておく。誰が・いつ確認するかも決める。
関係する記事:10月15日の照会・CSV保存
段階3
あとから説明できる状態を残す
CSV・確認記録・対応履歴を残し、取引先や社内から聞かれたときに、根拠を示して説明できるようにする。
本記事の次の章で、記録の項目例を紹介します
「説明できる状態」が必要になる理由の一つは、再資源化等の情報が自社だけの情報ではないことです。JWNET公式FAQでは、排出事業者も、処分業者と同様にメニュー「再資源化等の情報の照会」から確認できるとされています(FAQ No.15)。取引先から「この数量はどこから来たのか」と聞かれたときに、元資料・換算の考え方・確認した日をたどれることが、取引先との信頼にもつながります。
小島の実務メモ
入力のあとに確認する工程が決まっていないと、食い違いが見つかるのは「お客様から聞かれたとき」「月末に集計したとき」「担当者が休んだとき」になりがちです。そのとき問題になるのは、確認しなかった人ではありません。確認する工程そのものが、仕事として決まっていないことです。入力担当とは別の人が、決まった項目を、決まった時期に見る。そう決めている会社では、担当者が変わっても同じところを見られています。
「説明できる状態」を残す確認記録の例
10月13日の記事では「換算ルール台帳」、10月15日の記事では「CSVの保存ルール」と「報告後チェックで決めておくこと」を紹介しました。今週の総括として、この2つを1行の確認記録にまとめる方法を紹介します。
いま使っているExcelや台帳に、次の列を追加するところから始められます。新しいシステムを入れることが前提ではありません。
※スマートフォンでは、表を左右にスクロールできます。
| 追加する列 | 記入する内容の例 |
|---|---|
| 対象年月・取引先 | 何月分の、どの排出事業者の分を確認したか |
| 検索条件 | 照会で使った日付の種類と期間(例:処分終了日で前月1日〜末日) |
| 比べた単位 | kg・tのどちらで元資料と比べたか |
| 換算係数の扱い | m3・リットル・個・台がある場合、標準かユーザー設定か(換算ルール台帳の該当行) |
| CSVファイル名 | 保存したCSVのファイル名と保存場所 |
| 確認日・確認者 | いつ、誰が照会して確認したか |
| 修正の有無・対応履歴 | 食い違いがあった場合の内容、直した方法と理由 |
※これはJWNET公式の必須項目ではなく、ケイ・システムが実務上おすすめしている記録の例です。自社で必要な列だけを選んでください。
こうしておくと、CSVは単なるダウンロードファイルではなく、確認記録の一部になります。「何月分で、どの条件で出し、誰が確認したか」が1行でたどれるからです。
照会のCSV保存と「情報抽出」は別の機能
JWNETには、CSVで保存できる機能がもう一つあります。[再資源化等の情報抽出]です。公式マニュアルでは、再資源化等の情報を多量に検索し、CSV形式のファイルで保存できる機能として、照会とは別の章(P.70〜74)で説明されています。
※スマートフォンでは、表を左右にスクロールできます。
| 項目 | 照会画面のCSV保存 | 再資源化等の情報抽出 |
|---|---|---|
| 進め方 | 画面で見ながら対象を選び、[CSV保存] | 抽出条件を入力して申し込み、作成された結果ファイルを取得 |
| 入口のメニュー | [再資源化等の情報] | [加入者サポート] |
| このシリーズでの解説 | 10月15日公開 | 10月20日公開予定 |
「何件までは照会のCSV保存、何件からは情報抽出」という件数の基準は、今回確認した公式資料には示されていません。そのため本記事では件数で決めず、「画面で見ながら選びたいのか」「条件を決めてまとめて出したいのか」という目的の違いで整理しています。情報抽出の申込方法や注意点は、来週の記事で解説します。
現場で起きやすい4つのズレ
今週の2本をまたいで、当社が支援する中で見かけることのある「ズレ」を4つにまとめます。どれも、担当者の不注意ではなく、ルールが決まっていないことから起きます。
※スマートフォンでは、表を左右にスクロールできます。
| ズレ | どう困る? | どう防ぐ? | 関係する記事 |
|---|---|---|---|
| 受渡確認票はm3、計量票はkg | どの数値を基準重量のもとにしたのか、あとから分からなくなる | 資料ごとの単位と、換算の扱い(標準かユーザー設定か)を台帳にまとめる | 10月13日 |
| JWNETで確認する数値と、元資料の単位が異なる | 単位が異なる数値を見比べると、桁や数量を読み違えやすい | 比べる単位を社内で1つに決め、数値の横の単位表記を見てから比べる | 10月13日・本記事 |
| 報告は終わったが、誰も照会していない | 入力の誤りや日付の食い違いに気づくのが遅れる | 誰が・いつ・何を見るかを決め、月次などの確認日を置く | 10月15日 |
| CSVはあるが、何のCSVか分からない | あとで探せず、もう一度JWNETで照会し直すことになる | 保存場所・ファイル名・検索条件・確認日・確認者を確認記録に残す | 10月15日・本記事 |
今週のチェックリスト
- 「表示単位」と「重量換算係数」の違いを説明できる
- 再資源化等の情報の数量はkgで保持されることを理解した
- kg・tは表示の設定、m3・リットル・個・台は重量換算係数の対象だと理解した
- 自社が普段使っている数量の単位(資料ごと)を確認した
- m3・リットル・個・台を使う廃棄物について、換算係数の扱い(標準かユーザー設定か)を整理した
- 報告済み情報の照会方法と、マニフェスト番号から詳細を開く方法を確認した
- 照会の詳細画面の[基準重量情報]で、基準重量のもとの数量と換算後の重量を確認した
- 照会画面やCSVで、数量がどの単位で表示・出力されるかを確認した
- CSV保存の方法を確認した
- 照会のCSV保存と「再資源化等の情報抽出」が別の機能だと理解した
- 誰が・いつ・何を確認するかを決めた
- 確認日・確認者・対応履歴をどこへ残すかを決めた
よくある質問
Q1.表示単位をtにすると、データもtで保存されますか?
いいえ。公式マニュアルでは、再資源化等の情報にかかる数量はkg単位で保持されるとされています(P.61)。設定画面にも「表示単位をtに変更した場合でもデータとしてはkgで保存されます」と記載されています(P.63)。
Q2.m3を表示単位として選べますか?
今回確認した公式マニュアルでは、表示単位はkg・tの2択です。m3・リットル・個・台は、基準重量を算出するための重量換算係数の設定で扱います(P.62〜63)。
Q3.表示単位・重量換算係数は、設定しないといけませんか?
公式マニュアルでは、どちらも任意設定とされています。重量換算係数は、廃棄物の種類ごとに[標準]の係数が用意されており、自社の実態に合わせた値を使いたい場合に[ユーザー設定]を選ぶ形式です。
Q4.設定した換算係数の結果は、どこで確認できますか?
照会の詳細画面の[基準重量情報]で確認できます。公式マニュアルP.68の画面内には、単位が容量(m3、リットル)または個・台の場合は、表示単位・重量換算係数設定で設定された換算係数を適用して重量で表示している、という注記があります。
Q5.表示単位をtにすると、照会画面やCSVもtになりますか?
設定画面(P.63)では、tへの変更は「再資源化等の情報を入力する画面」の表示単位として説明されています。照会画面やCSVでどの単位になるかは、今回確認した公式マニュアルの範囲では明記されていません。実際の照会画面の単位表記と、JWNET公式サイトのCSVレイアウトでご確認ください。
Q6.照会のCSV保存と「再資源化等の情報抽出」は同じですか?
別の機能です。情報抽出は、再資源化等の情報を多量に検索してCSV形式のファイルで保存する機能として、公式マニュアルP.70〜74で別に説明されています。詳しくは10月20日公開予定の記事で解説します。
Q7.照会のとき、毎回すべての項目を確認する必要がありますか?
JWNETが社内の確認項目を一律に定めているわけではありません。ケイ・システムでは、基準重量・処分方法・処理後物・日付など、自社で食い違いが起きやすい項目を先に決めておく方法をおすすめしています。
Q8.EDI方式や産廃管理ソフトを使っている場合も同じですか?
本記事は、JWNETのWeb方式の画面をもとにしています。EDI方式や産廃管理ソフト(外部ASP)をご利用の場合は、単位の扱い、照会や出力の操作が異なる場合があります。ご利用中のシステムの提供元へご確認ください。
次週予告
照会画面からのCSV保存ではなく、多量の情報を条件を指定してまとめて取り出す「再資源化等の情報抽出」の申込みと、結果ファイルの取得を扱います。
照会で誤りに気づいたあと、どう直すかへ進みます。報告の種類によって、取消して再報告する場合と、修正メニューから直す場合があります。
今週の「確かめる・残す」から、来週は「まとめて取り出す・直す」へ進みます。
まとめ
今週のポイントは、4つの機能を混同しないことです。
- 表示単位:見せ方(kg・t。データはkgのまま)
- 重量換算係数:m3・リットル・個・台を基準重量(kg)へつなぐ
- 照会:報告した内容を確かめる。換算の結果も詳細画面の基準重量で確かめられる
- CSV保存:確かめた情報を手元に残す
そして実務で大切なのは、それぞれの操作を覚えることだけではありません。元資料を整理し、入力・報告し、照会して確かめ、CSVや対応履歴として残す。この流れを、担当者の記憶ではなく会社の仕組みにしておくことです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
株式会社ケイ・システムは、このシリーズで「入力できる状態をつくる」ことをお伝えしてきました。今週の2本で、その先に進みました。入力したあとに確認できる状態をつくり、あとから説明できる状態として残す。ここまで整うと、担当者が変わっても、取引先から聞かれても、JWNETの運用は落ち着いて回るようになります。
JWNETの「入力前」から「報告後」までご相談ください
次のような状態はありませんか。
- 受渡確認票はm3、計量票はkgで、単位がそろわない
- ExcelとJWNETで、数字の見え方が違う
- 換算係数を誰が、どの根拠で決めたか分からない
- 報告したあと、誰も内容を見直していない
- CSVを保存しているが、管理方法が決まっていない
- 紙・Excel・JWNETに情報が分かれている
- 担当者が変わると、過去の確認方法が分からない
株式会社ケイ・システムは、産廃・解体業界に特化した事務代行・バックオフィス支援を行っています。受渡確認票の整理、数量・単位・換算ルールの確認、JWNETの設定・入力・報告、処分業者・収集運搬業者・委託先など関係先への確認ととりまとめ、報告後の照会とCSV保存、対応履歴の整理まで、現在の現場運用に合わせて支援します。
入力だけの代行ではありません。入力できる状態をつくり、入力したあとに確認でき、あとから説明できる状態まで整えるところを、一緒に整理します。
株式会社ケイ・システム 〒242-0028 神奈川県大和市桜森2-3-15 三井ビル101。サービス内容は電子マニフェスト代行および産廃・解体に特化した事務代行のページをご覧ください。
監修・免責
ケイ・システムは、解体・産廃業界に特化したバックオフィス構築支援を行っています。公式資料に基づく操作内容と、現場実務で確認すべきポイントをあわせて整理し、数量・単位の扱い方や報告後の確認・記録の方法を会社として決めるところまで含めて支援しています。
免責:本記事は、2026年10月公開時点で確認したJWNET公式「電子マニフェストシステム 再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】」(60〜74ページほか)およびJWNET公式FAQ「説明会でよくあるご質問と回答」(2025年12月12日掲載)の公開情報をもとに、表示単位・重量換算係数と、照会・CSV保存の関係を実務目線で整理した一般的な情報です。JWNETの画面、入力項目、仕様、標準の換算係数、CSVレイアウト、制度、運用方法等は変更される可能性があります。実際の操作にあたっては、最新のJWNET公式サイト、操作マニュアル、FAQをご確認ください。株式会社ケイ・システムはJWNETの運営主体ではありません。EDI方式・産廃管理ソフト(外部ASP)をご利用の場合は、操作方法が本記事と異なる場合があります。本記事で紹介した確認項目や記録の例は当社が実務上おすすめしている一例であり、JWNETが定める必須要件ではありません。法令・許可等の判断は、必要に応じて行政・専門家へご確認ください。
参考文献
- 公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター「電子マニフェストシステム 再資源化等の情報 操作マニュアル 暫定版Ver.2.0【処分業者向け】総合版」(PDF)※本記事は主に60〜69ページ、あわせて70〜74ページを参照しています。
- JWNET公式FAQ「説明会でよくあるご質問と回答」(電子マニフェストの項目追加、2025年12月12日掲載)(PDF)※No.15を参照しています。
- JWNET公式「CSVレイアウト・コード表・換算係数」(https://www.jwnet.or.jp/jwnet/manual/guide/data/index.html)※CSVレイアウトと、処分(再資源化等の情報用)の換算係数表が掲載されています。
- JWNET公式「電子マニフェストの項目追加/再資源化等の情報」(https://www.jwnet.or.jp/jwnet/about/tsuika/index.html)

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