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産廃・解体業界の事務効率化や、私が現場で経験した「17万5千枚の紙」との戦いから生まれた解決策など、当サイトの全体像を1ページに凝縮してまとめています。
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ガイドページ
まず結論(30秒)
こんにちは、株式会社ケイ・システムの小島です。
いきなり本題ですが、現場を回っているとほぼ毎回ぶつかる“ヤバい誤解”があります。
「電子マニフェスト(JWNET)にした=帳簿も不要でしょ?」
……これ、ハッキリ言います。そのまま放置すると危険です。
(実際に冷や汗をかいた社長の一言|匿名)
「JWNETに全部入ってるんで、帳簿は…もう大丈夫ですよね?」
そう言った直後、元請から電話。
「今月の現場、数量根拠(計量票)と処分実績、すぐ出せます?」
社長:「……え、どこにある?(汗)」
“入ってる”と“出せる”は別物。ここで詰まる会社、本当に多いです。
電子マニフェストは確かに便利です。期限管理も見える化も進みます。
でも、会社を守る「説明できる状態」が勝手に出来上がるわけじゃありません。
立入・元請提出・監査で「根拠は?」と聞かれた瞬間に、3分で詰む会社を私は何社も見てきました。
- 守るべき本質:産廃の処理実態を、証憑(計量票・処分実績など)とセットで即答できる状態にする
- 事故の原因:人手不足/属人化/二重入力(Excel管理の限界)/紙と電子の併用崩れ
- 最短の対策:役割分担+月次ルーチン+証憑の突合(とつごう)+分からなければアウトソーシング
※法令・保存期間・報告義務の扱いは、事業区分や自治体運用で変わる可能性があります。
本記事は「現場で事故らない安全側の運用」を軸に整理しています。断定が危険な点は、JWNET公式FAQ・環境省・自治体案内など一次情報で要確認として読み進めてください。
(現場の生声)
社長さんは「え、マジで…?」と青ざめるのに、スタッフ側は「え?誰も教えてくれないし…」で止まる。
これ、珍しくありません。だからこそ“仕組み”にするのが一番効きます。
目次(クリックで開きます)
なぜ「JWNET=帳簿不要」が危険なのか
解体業者・収集運搬(運搬業者)・処分業者(中間処理/最終処分)にとって、電子マニフェストは強力な武器です。
ただし、現場で増えている誤解がこれです。
「電子マニフェストにした=帳簿も勝手に整う」
(現場の生声:よくある会話)
社長:「うちは電子にしたから、もう帳簿いらないよね?」(ドヤ顔)
私:「……その認識のままだと、立入で詰みますよ」
社長:「え?でもJWNETに全部入ってるし…」
私:「“入ってる”と、“説明できる”は別物です。根拠(計量票・処分実績)が出ないとアウトです」
実務の怖さは、「出せるべきものが、すぐ出せない」ことにあります。
立入検査で「社長、帳簿(または処分実績の根拠)を見せてください」と言われた瞬間、
机の中・共有フォルダ・Excel・紙ファイルがバラバラだと、その場で“探し物大会”が始まります。
そして、現場は待ってくれません。
電子で“ラクになる部分”と“残る作業”
電子マニフェスト(JWNET)は、期限管理や処理状況の見える化を助けます。
でも、会社を守るために残るのが「証拠の束ね方」です。
(ここが誤解ポイント)
電子化で「何が免除になり、何が残るか」は、業態・自治体運用で差が出ることがあります。
ただ、現場で多いのは「免除になった“報告書”」と「残る“帳簿・根拠管理”」をごっちゃにするパターンです。
ここを混ぜた瞬間に、管理は崩れます。
| よくある誤解 | 実際に必要な考え方(安全側) | 現場で困る瞬間 |
|---|---|---|
| 誤解「電子なら帳簿不要」 | 対策帳簿・実績・証憑の扱いは一次情報で要確認。電子は“楽になるがゼロにはならない” | 立入/元請提出で「根拠は?」と聞かれ、計量票・処分実績・運搬報告書が揃わない |
| 誤解「マニフェスト画面が証拠」 | 対策現場では数量根拠が必要。計量票や処分実績と突合(とつごう)できる形が強い | 月次集計が合わず、元請の数量報告(建設廃棄物)で信用を落とす |
| 誤解「Excelで何とかなる」 | 対策人手不足だと二重入力が破綻。運用(仕組み化)+必要ならアウトソーシング | 担当者退職で属人化が露呈し、引き継ぎ不能になる |
帳簿で見られるポイント(初心者向け)
ここは専門用語が多いので、まず定義からいきます。
ただ、難しく考える必要はありません。帳簿は一言で言うと、「会社の防具(ぼうぐ)」です。
立入や元請のチェックが来た時に、社長が一人で矢面に立たないための盾。
帳簿=マニフェストの控え、ではない
マニフェスト(紙マニフェスト/電子マニフェスト)は「流れを追う仕組み」。
帳簿は「会社としての記録のまとめ」。
つまり、“見せ方(整え方)”が違うんですね。
(現場の生声)
「マニフェストと受渡確認票の控えがあるから、それが帳簿代わりでしょ?」
……って言われるんですが、それだと“まとまってない”んです。
バラバラの紙束を出して「これです」は、相手からすると“管理してない”に見えます。
※帳簿の対象範囲・記載項目・保存期間は、業態(排出事業者/収集運搬/処分)や自治体運用で差が出ることがあります。
ただし一般に、帳簿は事業場ごとに備え付け、一定期間ごとに閉鎖し、閉鎖後も保存が求められます(要確認)。
“自社が何に該当するか”を、許可(許可証)や契約形態(委託契約書)とセットで確認してください。
「電子化で免除されるのは“報告書”だけ」問題
ここ、現場で一番多い地雷です。
電子マニフェスト化で「提出が不要になる(扱いが変わる)」ものがあると、
そこだけ切り取られて、いつの間にか 「全部いらない」に変換されます。
(現場の生声)
私が言いたいのはこれです。
社長はおろか、管理職もよく分かってない。
それで事務員さんが分かるわけがない。
だから教えても「で、どうすればいいんですか?」で止まり、放置される。これが実態です。
計量票・処分実績・運搬報告書との突合(とつごう)が肝
実務で強いのは、次の3点が同じ現場・同じ期間で一致している状態です。
- 電子マニフェスト(JWNET)の処理状況
- 計量票(数量根拠)
- 処分実績/運搬報告書(運搬・処分の実態)
この「突合」ができていれば、
行政対応も、元請/施主対応も、ぐっと楽になります。
逆に言うと、突合できない会社は、リサイクル率を聞かれても答えられない状態になりがちです。
「事務員が急に辞めて困っている…」
そんな会社の不安をゼロにします。
採用・教育コストは0円。プロのチームが明日から貴社を支えます。
属人化を防ぎ、経営に集中できる環境を。
現場で多い「見落とし」3パターン(実例)
ここからは、神奈川県内の解体・産廃現場で実際に多い“匿名のあるある”です。
法律を知らないというより、忙しさで運用が崩れるのが本当の原因です。
そして崩れ方は、だいたい決まっています。
パターン1:担当者退職でデータが消える(属人化)
事務員さんが退職。共有フォルダではなく個人PCに保存。
紙の控えは机の引き出し。
結果、「帳簿(または根拠資料)が見つからない」。
防ぎ方:保存先を1つに固定(会社の共有ルール)+月次で閉じる(締める)+誰でも追える一覧を作る
(現場の生声)
「前任者しか分からない」って言葉、私は何回聞いたか分かりません。
でも行政も元請も、前任者の都合は知ったこっちゃないんです。残るのは会社です。
パターン2:二重入力で数字が合わない(Excel管理の限界)
JWNETのデータと、Excelの集計と、処分業者の実績が微妙にズレる。
元請から「数量報告(建廃)をください」と言われた瞬間に焦る。
防ぎ方:計量票を“唯一の根拠”にして、突合ルールを固定。二重入力を減らす(取込・テンプレ・代行)
(現場の生声)
社長はここでビビります。「え、数字ズレてるの?ヤバ…」って。
でもスタッフ側は「言われても…」「どれが正しいんですか?」で止まる。
だから“誰でも回せるルール”にしないと、永遠に同じ事故が起きます。
パターン3:紙と電子の併用がグチャグチャ(期限管理)
取引先が電子未対応で一部は紙マニフェスト。
現場が増えて、返送期限(確認期限)が追えず、気づいたら未回収。
「紙は誰が持ってる?」が毎回起きます。
防ぎ方:「電子:原則」「紙:例外」を明確にして、例外だけ別箱で管理(週次チェック)
(現場の生声)
併用が悪いんじゃないです。
併用なのにルールが無いのが悪い。これだけです。
今日からできる“事故らない運用”
ここが一番大事です。
システムより先に、運用(仕組み化)を作るだけで事故率が下がります。
私のおすすめは「完璧」じゃなくていい。“止まらない最低ライン”を作ることです。
役割分担(現場/事務/運搬/処分)
- 現場:分別、数量根拠(計量票・写真・受渡情報)の回収
- 事務:JWNET起票、経路(パターン登録)、期限管理、帳簿・証憑の突合
- 運搬業者:運搬の報告(運搬報告書)、積替え有無の共有
- 処分業者:処分実績(中間処理/最終処分場)、必要書類の提出
(現場の生声)
「誰が何をやるか」が決まってない会社は、だいたい“最後に事務員さんが背負う”形になります。
それで回らない→放置→事故。ここまでセットです。
だから最初に、現場が回収するもの(計量票・受渡情報)を決めましょう。
月次の締め(翌月に持ち越さない)
- 今月分の証憑を回収(計量票・処分実績・運搬報告書)
- JWNETの処理状況を確認(未完了の一覧を作る)
- 突合(数量・日付・現場名・品目)
- 不一致を潰す(運搬/処分へ確認、修正、差戻し原因をメモ)
- 保存(共有フォルダ固定+月次で閉じる)
※「保存期間」「帳簿の閉鎖タイミング」「報告が免除される範囲」などの細部は、一次情報で要確認です。
“自社の業態(排出事業者/収集運搬/処分)”と“許可の範囲”に合わせて決めましょう。
(現場の生声:ここが分岐点)
教えても「どうすればいいか分からない」で止まり、放置される会社は、運用が崩れていきます。
逆に、月次で締めるだけで、数字が“ブラックボックス化”しにくくなります。
これだけで、元請に「リサイクル率どうなってる?」って聞かれても、冷や汗が減ります。
比較表:自社対応 vs 事務代行(アウトソーシング)
| 項目 | 自社対応(内製) | 事務代行(アウトソーシング) |
|---|---|---|
| スピード | 慣れるまで遅い/担当者に依存 | 立ち上がりが早い(ルール化して進む) |
| 品質 | 属人化しやすい/二重入力のミスが出やすい | 突合・期限管理が仕組み化しやすい |
| リスク | 退職・欠勤で止まる/立入時に探し回る | 証憑の回収ルールまで整えれば“止まりにくい” |
| コスト感 | 人件費+教育コスト+採用コストが膨らみやすい | 必要な範囲だけ委託できる(段階導入が可能) |
| おすすめ | 専任がいる/現場数が少ない/仕組みが既にある | 人手不足/現場が複数/元請提出が増えた/行政対応が不安 |
(現場の生声:正直な結論)
分からなければ、アウトソーシングした方が早いです。
ここは根性論じゃありません。
“放置”が一番高くつきます。
手順表:帳簿・証憑の運用フロー(テンプレ)
| タイミング | やること | 使う資料 | 担当 |
|---|---|---|---|
| 現場発生時 | 数量根拠を回収 | 計量票、写真、受渡情報(現場名・品目・数量) | 現場/解体業者 |
| 搬出時 | 運搬情報を揃える | 運搬報告書、許可証(要確認)、委託契約書 | 収集運搬(運搬業者)+事務 |
| 処分後 | 処分実績を回収 | 処分実績(中間処理/最終処分)、必要に応じ最終処分場情報 | 処分業者+事務 |
| 月次締め | 突合(ズレを潰す) | JWNETデータ、計量票、処分実績、運搬報告書 | 事務(責任者) |
| 保存 | 一元保管(所在を固定) | 共有フォルダ/ファイル命名ルール/現場別フォルダ | 事務(運用管理) |
よくある質問(FAQ)
Q1. 電子マニフェスト(JWNET)なら帳簿は本当に不要ですか?
「電子で楽になること」は増えますが、帳簿や保存の扱いは業態・自治体運用で差が出ます。
現場では「不要」と断定して放置した結果、立入や元請対応で詰まるケースが多いです。
JWNET公式FAQや自治体案内など一次情報で要確認にしてください。
Q2. 帳簿には何を書けばいい?
まずは“説明できる状態”をゴールにしましょう。
JWNETの記録だけでなく、計量票・処分実績・運搬報告書と突合できる形が現場では強いです。
Q3. 保存期間は何年ですか?
保存期間は事業区分や自治体運用で変わる可能性があります。
一般に帳簿は一定期間ごとに閉鎖し、閉鎖後も保存が求められます(要確認)。
“うちは何年”を一次情報で確認し、共有フォルダ固定+月次で閉じる運用にすると事故りにくいです。
Q4. 元請から数量報告を求められます。どう備える?
数量報告の本質は「根拠」です。
計量票を軸に、処分実績とJWNETの記録を突合し、ズレが出たら月内で潰すのが鉄板です。
これができる会社は、元請からの信頼も上がりやすいです。
Q5. 事務員が辞めて帳簿が回りません…
典型的な属人化です。
「保存先固定」「命名ルール」「月次締め」を最優先で整え、難しければ事務代行(アウトソーシング)で止血するのが安全です。
放置が一番危険です。
Q6. 紙マニフェストと電子マニフェストは併用できますか?
現場では併用になりがちです。
だからこそ「電子:原則/紙:例外」を分け、紙だけ別箱で期限管理(確認期限)するのがおすすめです。
Q7. 差戻しが多い原因は何ですか?
多いのは「現場名」「数量根拠」「経路(パターン登録)」「取引先の設定不一致」です。
差戻しは“ミスの地図”なので、原因をメモして運用ルールに戻すと減ります。
Q8. 許可(許可証)は何を見ればいい?
まずは「自社の委託フロー(運搬→中間処理→最終処分)」に沿って、必要な許可が揃っているかを確認します。
細部は自治体運用も絡むため、迷ったら一次情報または専門家に相談が安全です。
Q9. 解体工事の案件も同じ考え方で良い?
解体工事は現場が増えやすく、品目も多く、紙が散りやすいので、突合と一元保管の価値がより大きいです。
「リサイクル率」「数量根拠」を聞かれて即答できる体制を作ると強いです。
Q10. 事務代行に出すと、現場の作業は増えますか?
正しく設計すると、むしろ減ります。
代行のポイントは「入力」より先に、写真・計量票・受渡情報の回収ルールを固めることです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
私は「ITシステム」を売りたいのではありません。17万5千枚もの紙に埋もれた現場の苦しみを知る一人として、業界の「三方良し」を実現するパートナーでありたいと考えています。
私の原体験や、ケイ・システムが大切にしている想い、そして選ばれている理由は、こちらに詳しくまとめています。
▼ 17万5千枚の紙から始まった、私たちの挑戦
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監修・執筆:株式会社ケイ・システム(神奈川県大和市)/代表取締役
小島啓義
「廃棄物業界をITで変える」をミッションに活動する、産廃・解体事務の専門家。
現場と事務の両面を踏まえ、現在は「ゴミの見える化」を実現する自動計量システム 『企業の体重計®』の開発や、複雑化する産廃事務の代行・DX支援を通じ、循環型社会のデジタルインフラ構築を推進中。
免責:本記事は、産廃・解体業界の実務で起きやすい論点を整理した一般情報です。法令・運用は改正や自治体運用で変わる可能性があるため、必ず一次情報(JWNET・自治体・環境省等)で確認してください(要確認)。個別案件は状況により最適解が変わりますので、無料相談をご利用ください。
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