社長のつぶやき

【光陰矢の如し】商工会議所青年部を卒業しました!

皆さん、こんにちは。ケイ・システムの小島です。
先日、私は大和商工会議所青年部を卒業しましたのでご報告します。

思い起こせば、8年前に大和商工会議所の所長である山下様からお声がけをいただいたのが始まりでした。 起業直後に、「小島さんは絶対青年部が合っている!」とお誘いをいただいたのが記憶に新しいです。

まずは、大和商工会議所青年部内でイロハを学び、関東ブロック大会の実行委員会や神奈川県商工会議所青年部連合会、関東ブロック商工会議所青年部連合会へと出向を続けました。
そして昨年の最終年度には、大和市、神奈川県、関東ブロックの三つの組織に同時に所属することになり、激動の一年となりました。

大変だったことは、とにかく時間と体を取られたことです。 青年部活動に月の1/3以上の時間を費やしたこともありました。
そのため、多くの時間とお金を使いました。 途中で心が折れそうになったり、何のためにやっているのか分からなくなったりすることもありました。
しかし、一度受けた職務を放棄することは勿論できず、最後は気力で全うしたような気がします。

そんなこんなで青年部活動も終わりに近づいた3月に、1冊の本を購入したのを思い出しました。 昨年の夏、神奈川県商工会議所青年部連合会の事業でお笑い芸人の「マシンガンズ滝沢さん」を招いたときに、購入したものです。
その本は「ゴミ清掃芸人の働き方解釈」という題名で、ゴミ清掃員とお笑い芸人を兼業する「マシンガンズ滝沢さん」が、幸せになる働き方について語ったものでした。
なかなか時間が取れず、数ヶ月放置していた本ですが、年度末の3月になってやっと読むことができたのです。

本当はお笑い芸人だけで生活したいのに、それが叶わないので、ゴミ清掃員のアルバイトを始めた滝沢さん。
「漫才以外でなにができるか?」と自問したが答えが出ず、「目の前のゴミ清掃員という仕事を極めて日本一のゴミ清掃員になる!」と決断した結果、見事に副業が本業をひっくり返した。
現在では「ゴミ清掃員兼お笑い芸人」というキャッチコピーでテレビに多数出演しているばかりか、多方面から講演依頼が殺到しています。

考えてみれば偶然の出会いは日々、誰もが、無数に経験しているわけで、すべての出会いに特別な価値を求めていたら大変なことになる。ただ、どんな出会いにも感謝の気持ちで接することは気持ちひとつでできるので、それはすぐにできる。その出会いを通じて特別な価値を発見できるかどうかの保証はなくても、感謝の気持ちがあれば、出会いから可能性は広がるはずだ。(滝沢秀一, ゴミ清掃芸人の働き方解釈,2021年,P138-139,集英社)

この本は、偶然の出会いから価値を見出すことを「セレンディピティ」と呼び、その具体例としてゴミ清掃員でありながらお笑い芸人としても活動する著者自身の体験を語っています。

私はこの本を読んで、自分自身も青年部活動を通じて多くの出会いを得て、その中から価値あるものを見つけられたことに気づきました。
この本は、どんな出会いにも感謝することで可能性が広がるというメッセージを伝えており、私はこの本に深く共感するとともに、一つの結論に達しました。
それは私の経験した青年部活動も「セレンディピティ」であったということです。
卒業してから、「青年部活動は大変だったか?」や「青年部活動は何が良かったか?」とよく聞かれます。色々大変でしたが楽しいこともありました。今改めてそう思いました。
そして、多数の青年経済人に出会えたこと、一生の仲間ができたこと、どんな出会いにも感謝することで可能性が広がること、それが私にとっての「セレンディピティ」でありました。

私は青年部活動から学んだことを生かして、これからも新しい出会いに積極的に挑戦していきたいと思います。
結びとなりますが、商工会議所青年部の発展とご繁栄を、心よりお祈り申し上げます。

株式会社ケイ・システム 代表取締役 小島 啓義

▲大和商工会議所青年部の総会風景①
▲大和商工会議所青年部の総会風景②
▲大和商工会議所青年部の総会風景③

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